ミラーレスカメラを手に入れ、いざ撮影してみると何となく微妙…
インスタ映えしたいのに生活感にあふれていたり、可愛くペットを撮影したいのになかなか上手く行かない…
カメラは手に取れば誰でも簡単に撮影できますが、撮影された写真の出来栄えはひとそれぞれ。
上手な人がいれば、下手な人もたくさんいます。
ただ漠然と撮るのではなく、色々な事を意識して撮影すると、とても上手に撮れるようになりますよ!
ミラーレスカメラを使った撮影・実践テクや考えるべき構図などをまとめました。
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初心者でも簡単に写真のレベルが上がる!構図を意識して素敵な写真を撮ろう!
写真をもっと上手に撮りたい!
自分がなんとなくイメージで撮っている写真と、素敵だと感じる写真はどこか違いますよね。
自分の写真に何が足りないかわからなくて、イマイチ垢抜けた写真が撮れないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実は素敵な写真を撮っている方は皆さん、構図を意識して撮っているんです!
今回は、構図とは何か?構図を意識してレベルアップした写真を撮る方法をご紹介いたします。
普通に撮るとこんな写真ばかり
普通に撮った愛犬の写真がこちら。
ピントも合っていてかわいいですが、「素敵!」と思う写真には何か物足りませんよね。
「ただ撮ってみた感」が出てしまいます。
構図を生かして撮ると、こんなに変わる!
構図を意識して撮った写真がこちら。
先ほどの普通に撮ってみた写真と比べ、写真に動きや物語性が出てきます。
写真で自分の伝えたいことが何なのか、見る人により伝わりやすい写真になるんです!
それでは、この写真で意識した「構図」とはいったいどんなものでしょうか?
構図って何?
写真の構図とは、撮ろうとする写真のフレームの中で、被写体をどう配置すると効果的かを考えるための基本のこと。
こう聞くと少し難しく感じますよね。
写真を撮る際になんとなく撮るのではなく、撮ろうとしているものを配置する位置やバランス、どのくらいの大きさにするかをイメージしながら撮ることがとても大事。
構図とは、「こう配置すると効果的に写真が撮れる!」という基本なんですね。
どんな構図があるのか?
それでは、実際にどんな構図があるのか見ていきましょう。
ストレートに伝わる「日の丸構図」
まず、普通に写真を撮った時に一番使われやすいのが、日の丸構図です。
その名の通り、日本の国旗のように、写真のど真ん中に撮りたいものを持ってくる構図。
撮りたいものや自分が伝えたいことが、写真を見る人にストレートに伝わります。
ただし、「何も考えずにただシャッターを押した写真」という印象になりやすいのがデメリット。
インパクトのある被写体をとにかく目立たせたいときには効果的ですし、Instagramの基本規格であるスクエア写真とも相性の良い構図です。
これを覚えれば大丈夫!「三分割構図」
次に、写真を撮る方に最もメジャーに使われている構図が、三分割構図です。
写真を縦と横に3分割し、その交点に被写体を持ってくる構図です。
この図のように写真を縦と横にそれぞれ3等分し、●の交点に被写体を置くように撮ります。
上の写真では、一番ピントが合った黄色い花を真ん中に持ってくるのではなく、三分割した右下の交点に置くようにして撮っています。
これだけで、青空を背景にして黄色い花に注目が集まる写真になり、伝えたいことが伝わる写真になるんです。
最初から三分割を頭の中でイメージして撮るのは難しいので、上のようにカメラの液晶画面に格子線(グリッド)を表示させると三分割を意識しやすくなります。
※Canon EOS M100では、メニュー→撮影情報表示設定→グリッド→9分割を選ぶと、液晶に格子線が表示されます。
上でご紹介した構図を意識した愛犬の写真も、三分割した右上の交点に愛犬の鼻先を配置することで、鼻先に視線が集まるようになっています。
三分割構図は交点だけでなく、三分割したラインで配置するのも効果的です。
上の写真は、縦に三分割してピンク色の桜と黄色の花が2:1になるように撮られています。
このように縦や横に三分割し、被写体を配置することでバランスが取れ、安定した写真になります。
三分割構図は、デザインやレイアウトを決める際にも役立つ基本の構図です。
ぜひ意識して使ってみてくださいね!
カフェ撮影や料理写真に効果的な「対角線構図」
料理やスイーツを撮るときに効果的なのが、対角線構図。
被写体を対角線上に配置する構図です。
上の写真では、手前の白いドーナツにピントを合わせ、対角線上の背景にもう一つのドーナツが来るように配置しています。
こうすることで、写真に奥行きが出てバランスも取ることができます。
こちらの写真も、手前の花の対角線上に愛犬が来るように意識して撮っています。
際立たせたい主役の対角線上にもう一つ配置することで、何気ない写真も物語性を感じさせる写真にできますね。
他にもいろいろ構図を覚えると楽しい!
他にも写真の構図はたくさんあります。
上の写真は、額縁構図が生かされている写真です。
額縁構図は、額縁のようにフレームの周囲を囲むことで見せたいものを強調したり、枠で囲まれた絵のような印象にしたりすることができる面白い構図です。
こちらは植物を使った額縁構図の写真。
緑に囲まれることで、陽の光のきらめきが強調されていますね。
こちらは、フレームの中に三角△を入れるように撮る三角構図の写真。
上が小さく下が大きくなる三角を意識することで、写真に安定感が出ます。
直線を使うだけでなく、写真の中に曲線を取り入れる構図もあります。
上の写真はアルファベットのSのように曲がる道路を生かした、S字構図になっています。
こちらはアルファベットのCのように、お皿の外縁のカーブを生かしたC字構図です。
料理の写真を撮るときはお皿の全体をフレームに入れるのではなく、このように一部分をあえて欠けさせて撮ることで曲線を作り出すことが出来ます。
曲線があることで、やさしさや柔らかさ、雄大さなど直線とは違った印象を与える写真になります。
構図のまとめ
構図を意識しながら撮ることで、今よりも数段レベルアップした写真にすることが出来ます。
風景の中に三角構図やS字構図がないか探しながら撮るのも楽しいですし、自分でC字構図になるように考えて料理や小物をセッティングしてみるのも面白いと思います。
ぜひ楽しみながら、構図を生かしてより素敵な作品を撮ってみてくださいね!.
室内で花をきれいに撮るには?5つのコツを意識して撮影しよう!
部屋に飾っているお花をもっと綺麗に撮りたい!
でも、室内で撮ると余計な物が写ったり暗い写真になってしまったりと、オシャレに撮るのはなかなか難しいですよね。
綺麗な花の美しさがしっかりと伝わる写真を撮るには、どうすればよいのでしょうか?
今回は、室内で花を撮影するときの5つのコツをご紹介したいと思います。
窓の近くで明るく撮ろう!
室内で撮ると、屋外に比べて明るさが足りないのでどうしても暗くなりがちです。
上の写真だと「ただ撮ってみた」という感じになり、あまりオシャレな雰囲気が出せていません。
室内は暗いので、自然光が入る窓際で撮影しましょう。
室内の照明よりも自然光の方が、柔らかな光で撮ることが出来ます。
太陽の光が正面からあたる順光(じゅんこう)ではなく、太陽の光を背にして逆光(ぎゃっこう)になるように花を置くと、花びらや葉が光に透けて綺麗に撮影できます。
太陽の日差しが強すぎる場合は、レースのカーテンを引くと自然光が入る量を調整できます。
また、室内の雑貨や家具が一緒に写り込むと、何を撮ったのかわからない写真になってしまいますよね。
窓を背景にすることで、余計なものを入れずに被写体の花だけを際立たせることも出来ます。
ハイアングル・ローアングルで撮ってみよう!
花をいろいろなアングルから撮ると、同じ花でも雰囲気がガラリと変わります。
上の写真は、被写体を上から見下ろすようにハイアングルで撮っています。
花全体の丸っこい形がはっきりと写るため可愛らしく、花びら一枚一枚の質感も伝わりやすくなります。
ガラスの花瓶も背景ボケで写るので、より涼しげな透明感を出すことができます。
こちらは、被写体を下から見上げるようにローアングルで撮ったもの。
下から見上げることで立体感が出て、先ほどよりも写真に動きが感じられます。
葉の緑や花びらの黄色が映え、茎のうぶ毛も一本一本見えて柔らかな光を感じる写真になりますね。
いろいろな構図を使ってみよう!
構図をいろいろと変えて撮るのも良いですね。
こちらは日の丸構図で撮りました。
何もない床に花瓶を置いて斜め上から撮るだけですが、シンプルで花全体をオシャレに撮影することができます。
SNSで綺麗なフラワーアレンジメントを紹介するときにも使えますね。
こちらは、三分割構図で黄色い花と白い花を配置したもの。
花びらにぐっと近づいて撮ったので、それぞれの花の質感が伝わる写真になりました。
たくさんの花があるときは、主役を決めよう!
一輪ではなく花がたくさんある場合は、一つ主役の花を決めて撮ってみましょう。
全部の花を同じに撮るのではなく主役を決めることで、注目を集めやすく物語性も与えることができます。
上の花は、二輪ある黄色い花のうち一輪だけにピントを合わせ、もう一輪は背景にしてぼかしています。
黄色い花を外し、白い花だけで撮りました。
黄色い花が主役だった先ほどの写真とは違った、静かな雰囲気の写真になりますよね。
それぞれの花の持つ雰囲気に合わせ、撮り方を変えてみるのも効果的です。
花を置く位置を変えてみよう!
上の写真は、花をスツールに載せて撮影したもの。
椅子や棚などの家具の上に置いて撮ることで、小物として背景のアクセントに生かしたり、高さを変えることで光の当たり具合をうまく調整したりすることが出来ます。
こちらは、花瓶ごと手に持って撮影。
置いて撮るよりも動きが出て、光の当たる量が増えたのでより綺麗に花びらが透けていますね。
お花の撮影まとめ
今回の写真は、すべてCanon EOS M100に単焦点レンズEF-M22mm F2 STMを付けて撮影しました。
単焦点レンズを使うと室内でも明るい写真にすることができ、背景も大きくボケるのでより奥行きのあるふんわりした写真になります。
色鮮やかな花を部屋に飾るだけでなく、綺麗な写真で残すことが出来れば、お花を買うのがもっと楽しくなりますよね。
ぜひ、今回ご紹介したコツを生かして素敵なお花の写真を撮ってみてくださいね!
【花とカメラのある暮らし】ミラーレス一眼Canon EOS M100で毎日の花を撮ろう!
ご家庭にはよく可愛い花やグリーンが飾られていると思います。
毎日きれいな花を見ているだけではもったいなくて、つい撮ってしまうんですよね。
私が使用しているCanon EOS M100は本当に撮りやすくて、小さな花や植物を撮影するのにとても向いていると思います。
今回は、Canon EOS M100で撮影したグリーンの写真と一緒に、花の写真を一歩グレードアップさせる撮影方法についてご紹介したいと思います!

光と影を上手に生かして撮ろう!
自然光が入るよう、窓際で撮影します。
葉っぱに光が当たってきらきらと輝く様子と、逆光で出来た葉の影を対比的に撮影できました。
影をくっきりと出すためには、絞り値(F値)を調整します。
絞り値が小さい方が大きくボケてふんわりした写真にできますが、影の輪郭もボケてしまいます。
今回は絞り値をF3.5に設定し、ボケ感を出しながら影の輪郭を感じられる写真にしました。
ぐっと近づいて撮ってみる!
全体を入れようとせず、ぐっと一部分に近づいて撮影してみるのも面白いですね。
葉の質感やうぶ毛一本一本の繊細さまで伝わる写真になっています。
今回はCanon EOS M100の単焦点レンズEF-M22mm F2 STMで撮影していますが、こちらは最短撮影距離が15cmとかなり近づいて撮れるレンズ。
花や料理など、細部の様子を伝えたい写真の場合は最短撮影距離が短いレンズが本当に便利です。
縦位置の写真で撮ってみよう!
今回はグリーンを撮影したので、縦位置(縦長)の写真も多くなりました。
高さのあるフラワーアレンジメント全体や葉の長さがあるグリーンを撮影する場合は、縦位置の方が全体が入り奥行きも出るので構図を決めやすくなります。
日の丸構図で真ん中にグリーンを置き、縦位置で撮影。
グリーンの鉢全体と影が丸く入り、ほっこりとした雰囲気の写真になりました。
スクエア(正方形)で撮ってもかわいい♪
グリーンの鉢など丸いものは、スクエア写真(縦横の比率が1:1)との相性が抜群に良いんです。
正方形の中に〇を入れてあげると、かわいらしい印象の写真になります。
料理を俯瞰して上から撮った写真もスクエアにするとオシャレに撮れますが、それも上から撮るとお皿や器がきれいに〇になるからなんですね。
グリーンそのものではなく、あえてグリーンの影を主役にしてみました。
こんな風に遊び心のある写真も、スクエア写真だと気張らずに撮ることが出来ますね。
まとめ
毎日の生活を彩ってくれる、きれいな花や植物。
花は飾り終えたら枯れてしまうけれど、写真に撮っておけばもう一度楽しむことが出来ます。
記念日にもらった花束や自分で育ててやっと咲いた花も、ぜひ写真に残して大事な思い出にしたいですね。
花や植物を上手に撮る方法を身に付けて、花とカメラのある暮らしをもっと楽しんでみてくださいね!
自慢のペットをかわいく撮るには?5つのコツを生かして撮影しよう!
最近はペットの写真を撮って、FacebookやInstagramなどのSNSにアップするという方も増えてきました。
うちの子が世界で一番かわいい!もっとみんなにこの愛くるしい表情を見てほしい!
でも動き回るペットの撮影は意外と難しく、ぶれてしまったりせっかくの可愛らしい表情をうまく撮れなかったりしますよね。
愛らしいペットの写真をもっと上手に撮影するには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、自慢のペットをよりかわいく撮影できる5つのコツをご紹介いたします。
近づいて大きく撮ってみよう!
上の写真はスマートフォンで撮影した愛犬の写真です。
愛犬との距離が遠いので、表情や毛並みの質感なども伝わりづらいですね。
いつも触れ合っているペットなら、もっと近づいてもリラックスして撮らせてくれるはず。
もっとカメラを近づけて撮影してみましょう。
こちらは、ミラーレス一眼カメラCanon EOS M100で撮影した写真。
先ほどよりもぐっと愛犬に近づいて撮ったので、表情や柔らかな毛並みもしっかりと伝わります。
背景の壁や家具も入らなくなるので、被写体である愛犬がより際立つ写真になりました。
ピントはペットの目に合わせよう!
ペットを撮影するときは、ピントは目に合わせます。
急いで撮ると、鼻先や耳など他の場所にピントが合ってしまうことがありますが、しっかりと目に合わせることでペットの表情も生き生きと、瞳の輝きもくっきりと写ります。
目に光を入れて撮ろう!
こちらの写真は、なんだか表情が暗く感じます。
目に光が入っていないので、元気がないように見えてしまいますよね。
ペットの表情を生き生きと写すには、必ず目に光を入れて撮るようにします。
ペットの目に光を入れて撮るには、窓の外や電気の光がある方を向いてもらいましょう。
先ほどの写真と比べると両目に光が入り、瞳がうるんとしてとても可愛らしくなりました。
ペットの目線になって撮ろう!
こちらのように立ったまま人間の目線で撮影すると、ペットの背中ばかり写ってしまいます。
もっと可愛らしい表情を撮るためには、ぜひペットの目線になって撮影してみましょう。
目線を下げることで、ぐっと臨場感のある写真になりました。
楽しそうに遊ぶ様子やいたずらな表情も撮りやすくなりますよね。
小物を使ってペットの動きを引き出そう!
ペットのおもちゃを使って目線をこちらに引いたり、おやつで近くに寄ってきてもらったりすると、表情豊かな写真をより簡単に撮ることが出来ます。
上の写真は、バナナで気を引いて背景に愛犬が来るようにして撮影。
こちらは、おもちゃで近くに寄ってきてもらって撮りました。
お部屋にある花を床に置いて撮影していたら、愛犬が寄ってきました。
これ何だろう?と興味津々の様子。
我が家の犬さんは人の手をなめるのが好きなようで、おもちゃを使わなくても目の前に手があれば寄ってきてくれるので便利です(笑)。
なかなかこちらを向いてくれない子やカメラ目線が欲しいときは、ペットの名前を呼んだり気を引くような変わった音を立ててみたりするのも効果的です。
ペットの動きが速くてぶれてしまうときも、何か音を立てると一瞬動きが止まるのでその瞬間に撮影すると上手に撮ることが出来ます。
我が家では「あっ!」「どうしよう!」とびっくりした声を出したり、音が鳴るおもちゃをピュッ!と押すと、耳をピンと立てて止まってくれます。
ペット撮影のまとめ
毎日たくさんの可愛らしい表情や動きを見せてくれるペットたち。
その一瞬一瞬を、一番かわいく撮れた写真で残したいですよね。
カメラを持ってペットを追いかけている間よりも、ふとした瞬間に最高に可愛い表情をしていたりするもの。
ぜひ、おうちの中でもいつもカメラを手の届くところに置いて、かわいいと感じた瞬間を逃さずに撮影してみてくださいね!
キャラ弁じゃないけどインスタ映えしたい!お弁当を美味しそうに撮る3つのコツ!
毎日のお弁当作り、本当にお疲れさまです。
朝早く起きるだけでも辛いのに、凝った可愛いキャラ弁を作るのは大変ですよね。
あんまりかわいくはないけれど、頑張って作ったお弁当を記録として残したい!
Instagramにアップするならもっとオシャレに、美味しそうに見せたい!
手の込んだ豪華なお弁当にはかないませんが、少しのコツで今より美味しそうに見せることはできるんです!
今回は、毎朝頑張って作っているお弁当をちょっとでもランクアップして撮るためのコツをご紹介したいと思います。
お弁当は明るい場所で撮ろう!
料理を撮影する上でまず大事なのが、「明るい場所で撮る」こと。
暗い場所で撮るとお弁当の彩りがくすんでしまい、せっかくのおかずが美味しそうに見えません。
出来る限り光の入る、明るい場所で撮りましょう。
また、お弁当を作ってすぐに撮影しようとすると台所の蛍光灯の下で撮ってしまいがちですが、窓辺の自然光が入る場所で撮るのがおすすめです!
蛍光灯と自然光で撮った場合、写真はどのように違うのでしょうか?
下の例で比べてみます。
こちらは、蛍光灯の下で撮ったお弁当の写真。
白ご飯やおかずに立体感がなく、のっぺりした感じになってしまいます。
色味もあまり綺麗ではありませんよね。
こちらが、自然光が入る窓辺で撮った写真です。
お米の一粒一粒、揚げ物や卵焼きの質感も伝わる写真になっています。
写真全体も明るくなり、爽やかな朝の雰囲気も出せていますよね。
撮る場所を変えるだけで、お弁当の中身はいつも通りでも、美味しそうレベルがかなり上がるんです。
ぜひ、出来上がったお弁当を自然光が入るテーブルの上で撮ってみてくださいね!
お弁当は真上から、スクエア写真で撮ろう!
上の写真のように、料理写真は斜めから美味しそうな部分をアップで撮ることが多いです。
でも、お弁当の中身が冷凍食品や前日の残り物だったり、一品一品のおかずに手を掛けている時間がなかったり。
インスタで紹介できるほどのものじゃない…っていうこともありますよね。
そんなときは、おかずをアップで写さずに、真上からお弁当全体の写真を俯瞰で撮るとインスタ映えに近づけます!
上の写真のように、真上から撮ることでおかず一品一品よりもお弁当全体に視線が行くようになります。
ごはんとおかずがすべて写ることで、おかずの出来栄えよりも栄養バランスや彩りを考えたお弁当の構成が伝わりやすく、お弁当の作り方のレシピ本みたいな写真になりました。
また、スクエア写真で真四角に撮るのも大事なポイント。
お弁当を撮影したいけど、テーブルの上はテレビのリモコンや生活感あふれる物で占領されている…なんてこともありますよね。
忙しい朝にテーブルの物を避けたり、オシャレな小物を配置したりなんてしていられない!
そんなときにスクエア写真なら、横長・縦長の写真に比べて写る範囲が狭くなるので余計なものが写り込まずに撮影することが出来ます。
さらにお弁当の下にランチマットを敷けば、殺風景な机も写り込まずに可愛らしくなります。
何を撮影するときにも共通する「写真を上手に撮るコツ」は、撮りたい被写体以外の余計なものを写り込ませず、被写体をより生かすように撮ること。
手作りしたお弁当をより美味しそうに見せるには、余計なものは写さずに、お弁当だけをなるべくシンプルに撮ることが大事です。
美味しそうに見せるには、「色」が大事!
食べ物を美味しそうに見せるには、「色」を意識するようにしましょう。
下の写真は、スマートフォンで料理を撮影したものです。
全体的に色が薄青く、せっかくのオムライスがあまり美味しそうに見えません。
「青は食欲を失わせる色」と言われていて、写真も青みが強いと美味しくなさそうに見えてしまうんですね。
食べ物を美味しそうに見せるには、写真の色の黄色みを強くすることがポイントです。
こちらが、最初の写真を画像加工して、色に黄色みを足したもの。
Instagramで加工する場合は、「暖かさ」を+に調整します。
さらにInstagramで「彩度」を+に調整したのがこちらの写真です。
オムライスの卵やスナップエンドウの緑が色鮮やかになり、一枚目の写真よりもぐっと食欲をそそる写真になりました。
美味しそうと思わせる写真にするには、食べ物の持つ色をきれいに出してあげることです。
画像の色味は後から加工することもできますが、加工しすぎると写真の画質も落ちてしまいます。
まずは、撮る際になるべくきれいな色で写すのが大事。
暗い場所で撮影するとどうしても色がきれいに写らないので、やはり出来るだけ光の入る明るい場所で撮るようにしましょう。
また、お弁当は揚げ物や味の濃いものが多く、全体的に色味が茶色っぽくなりがちですよね。
私の場合は、家族に野菜嫌い(そしてミニトマトも食べない)がいるので、緑色や赤色が入らずにいつも茶色いお弁当になってしまいます。
そんなときは、カラフルな仕切りやおかずカップ、可愛いピックなどで足りない色を補ってあげると、写真に撮った時に彩り良く映えてくれます。
本当は、バランス良く野菜も食べてくれるのが一番なんですけどね…(笑)
おいしそうに撮る方法まとめ
お弁当が上手に出来上がったら、綺麗な写真に撮って残したくなりますよね。
毎日凝ったお弁当を作るのは大変ですが、ちょっとしたコツを覚えれば写真で今よりもぐっと美味しそうに見せることができるんです。
今よりももっと美味しそうに撮れたなら、お弁当を作るのにもやる気が出て頑張れるかも!
ぜひ、今回ご紹介した3つのコツを生かして、明日からのお弁当撮影に役立ててみてくださいね!
Instagramですぐに使える!可愛いスクエア写真を撮るための7つのコツとは?
Instagramの基本規格サイズと言えば、スクエア(正方形)写真。
普段撮る機会が多い横長・縦長の長方形写真に比べ、スクエア写真はどうすれば上手に撮影できるのか、ちょっと難しそうですよね。
でもスクエア写真は、コツさえつかめば簡単にオシャレな写真にすることができるんです!
今回は、Instagramですぐに使えるスクエア写真の可愛い撮り方をご紹介いたします。
スクエア写真は構図をイメージしやすい!
スクエア写真でも構図を使って撮ると、よりレベルの高い写真になります。
スクエア写真は、横長・縦長の写真よりもむしろ構図を決めるのが簡単です!
画像を縦横にそれぞれ3等分するように線を引き、その交点に被写体を置くようにして撮影(三分割構図と言います)。
上の写真は、縦横に3分割した左上の交点に植物が来るように意識して撮っています。
スクエア写真だと9等分した一マス一マスがそれぞれ正方形になるので、頭の中でも交点の位置をイメージしやすく、被写体を置く位置にあまり困らずに撮影することが出来ます。
液晶画面上に9分割の格子線(グリッド)を表示させると、構図を意識しながら撮影しやすくなりますね。
※Canon EOS M100では、メニュー→撮影情報表示設定→グリッド→9分割に設定すると表示されます。
二分割構図・対角線構図で上級者っぽく撮ろう!
スクエア写真は二分割構図でもオシャレな写真になります。
上の写真は真ん中で二等分し、白壁(上)とグレーの床(下)に分かれるように撮影。
三分割構図より簡単に撮れて、カジュアルな雰囲気が出る構図です。
上の写真は、壁と床のラインと靴の並びを斜めに配置し、対角線構図にして撮影。
スクエア写真ではあまり写真に奥行きを感じさせにくいのですが、ラインを斜めに使うことで空間の広がりを表現できます。
スクエア写真は日の丸構図と相性がいい!
被写体を写真の真ん中に持ってくる日の丸構図。
長方形の写真だと「ただ撮った感」が出てしまいがちですが、スクエア写真と日の丸構図は相性が良いんです!
上の写真は、白壁を背景にお団子を持ってみた、シンプルな構図。
正方形フレームの真ん中に被写体を置くことで、かわいらしくポップな印象を出すことが出来ます。
スクエアで切り取ると縦や横に余分なものが写り込まないので、被写体だけに注目を集めやすくなります。
撮りたいものを真ん中に置いてシンプルに撮るだけでオシャレな写真になる、とても便利な構図ですね!
画面いっぱいに被写体を敷き詰めよう!
花やお菓子など小さなものが集まっているときは、スクエア写真で四角の画面いっぱいに被写体を入れて撮ってみます。
長方形の写真で画面いっぱいに同じ被写体を敷き詰めると単調になってしまいますが、スクエア写真だと壁に飾るアートパネルのようにオシャレになるのが不思議ですね!
線や丸を探して撮ってみる!
スクエア写真は、「写真撮影をする」というように肩ひじを張らず、「切り取って絵にする」というような気軽な作品づくりに向いています。
例えば、上の写真は棚の横棒を直線部分だけ切り取り、スクエアの写真に配置してみました。
ボーダー柄が入ったように見え、イラストのようなポップさが出ています。
こちらも床にできた棚の影がボーダーのようになっていたので、スクエアで切り取ってみました。
影は面白い形になっていることが多いので、探して上手く撮ってみましょう!
スクエア(四角)の中に丸を入れるのも、面白い写真になります。
こちらは、ニトリで売っているルンバ的な掃除機。
丸さを生かしてスクエアの中に入れてみました。
紙を丸めたものを3つ並べて撮影。
幾何学的な雰囲気にしたかったのですが、伝わるでしょうか?(笑)
オフィスの中にあった丸いものをかき集めてみました。
スクエアの中にバランスを見て丸いものを配置するだけで、なんとなくアートっぽい雰囲気になります。
ぜひ、身の回りの丸いものを探してスクエアに収めてみてくださいね!
上から俯瞰で撮ろう!
お弁当のように中身の構成を見せたい場合は、真上から俯瞰で撮ると上手く撮影できます。
長方形の写真だと説明的で味気なくなりがちですが、スクエア写真で撮れば不思議と可愛らしくなってくれます。
背景は、ランチマットを変えたり木目の机に置いて撮ったりと、日によってバリエーションがあると良いですね。
余白を使ってオシャレに撮ろう!
スクエア写真は余白をうまく使うと、より写真上級者っぽい雰囲気を出すことが出来ます。
あえて少し離れた距離に引いて撮ることで、靴をアップで写さず、白壁まで入れて撮影。
人は一切写っていませんが、サンダルや植物を並べている様子が目に浮かぶような、ほっこりとした可愛らしい写真になります。
サンダルを履いた足元と花瓶を対角線上に配置し、空間を大きく空けて撮影。
シンプルですが、何かストーリーを感じさせるような写真になります。
スクエア写真のまとめ
簡単にアートな雰囲気の写真が撮れる、スクエア写真。
縦長・横長の写真よりも気軽に撮影できて、可愛らしくポップな印象になります。
スクエアで撮った写真をたくさん印刷して、壁に貼ってもおシャレに飾れそうですよね!
ぜひ、スクエア写真をもっと上手に撮るコツをマスターして、楽しく撮影してみてくださいね!
カメラを毎日持ち歩きたい女子におすすめ!カメラバッグの選び方やカスタム方法♪
お気に入りのカメラをもっと身軽に持ち歩きたい!
せっかく買ったカメラだけど、普段のファッションに合わなかったり荷物がかさばったりして、持ち歩かなくなってしまいがち。
普段の生活の中でも「あ、今この瞬間を撮りたい!」「カメラを持ってくればよかった…」と思うシャッターチャンスはたくさんありますよね。
いつでもカメラを持ち歩いて、撮りたい瞬間を逃さずに撮ることができればもっと素敵な作品を生み出せるはず!
今回は、カメラを毎日身軽に持ち歩くための方法をご紹介したいと思います。
服装に合わせたカメラストラップに変えよう!
カメラストラップはカメラを購入したときに付いてきたものをそのまま使っている、という方も多いと思います。
「Canon」「OLYMPUS」などカメラメーカーの名前が入ったストラップも良いですが、普段のファッションに合わせると黒い武骨な印象のストラップはちょっと浮いてしまいますよね。
カメラストラップをお気に入りのものに変えると、気分も上がり服装にも違和感なく馴染むので、自然と今よりもカメラを持ち歩く頻度が高くなります。
カメラストラップを選ぶ際のコツは、普段の自分のファッションに合わせること。
好きな色や柄のストラップを選ぶのも良いと思いますが、あまりに目立つキャラクター柄や普段の服装とは違った奇抜な色だと、出かけるときの服装に合わないので持ち歩きにくくなってしまいます。
「今日は○○へ行って、一日中カメラ撮影をするぞ!」という場合は気合も入っていいのですが、毎日カメラ撮影に行くわけではないですよね。
普段の生活の中でカメラを持ち歩き、ふとした瞬間を写真に収める習慣をつけたいなら、カメラストラップは服装に合わせて選ぶと便利です。
普段、白や黒など落ち着いたモノトーンコーディネートが多い方なら、茶や黒の革製ストラップにするとオシャレですね。
カジュアルめな服が好きな方は、ナイロン製のシンプルなストラップだと服装の邪魔をせず気軽に持ち歩けます。
女性らしいコーディネートが多い方は、カメラストラップは白やベージュの淡い色を選ぶと服装と馴染みやすいです。
バッグやアクセサリーのように毎日身に付けることを考えてストラップを選ぶと、カメラを持ち歩くのが簡単になります。
小さめのカメラバッグを持とう!
いつもカメラを持ち歩けるようにするためのカメラバッグを選ぶコツは2つあります。
一つは、あまり大きすぎないカメラバッグにすること。
本格的な撮影に行く場合は、カメラ本体に交換レンズ数本、バッテリーやメンテナンスグッズなどいろいろ持って行きたいので大きなカメラバッグを持って行くと思いますが、普段の生活の中でカメラを持ち歩きたい場合は荷物の邪魔になってしまいますよね。
日常でカメラを使う機会が多いし、レンズもズームレンズ一本しかないという方はそんなに大きなカメラバッグは必要なく、カメラとレンズ一本、レンズクロスが入る程度の小さなカメラバッグが一番使いやすいと思います。
小さなカメラバッグなら1,000円~2,000円程度のものもあるので、本格撮影用の大きなカメラバッグの他に日常持ち歩き用のサブバッグとして購入するのも良いですね。
二つめは、自分の服装に合ったカメラバッグにすること。
これはカメラストラップを選ぶときのコツと同じですが、カメラバッグも普段の服装に合わないものだと持ち歩かなくなってしまいがち。
自分の服装や普段持ち歩いている荷物用のカバンと合わせて持っても違和感がない、一見するとあまりカメラバッグっぽくないデザインのものなら毎日持ち歩きやすくなります。
また、カメラバッグだけれどちょっとした荷物も入れて使ってしまう、という手もあります。
上の写真のカメラバッグはヨドバシカメラで1,500円前後で購入したものですが、ミラーレス一眼カメラCanon EOS M100とレンズ一本を入れて持ち歩いています。
手前に小さなポケットがあって、通常はSDカードやレンズクロスなどを入れると思うのですが、家の鍵やイヤフォン、スマートフォンくらいならしまうことが出来ます。
ちょっとお出掛けするときやお散歩しながらカメラで撮影するときには、普段持ち歩く小物入れも兼ねた小さなカメラバッグはとても便利です。
カメラを普段のバッグに入れて持ち歩こう!
カメラバッグを別に持ち歩くと手荷物が複数になって不便という方は、普段使っているカバンにカメラを入れて持ち歩くのが一番簡単です。
私は仕事用のパソコンを持ち歩くためにリュックで通勤しているので、このリュックにカメラも一緒に入れてしまいます。
「カメラはカメラバッグに入れて持ち歩かなければいけない」と思い込まず、普段の通勤やお出掛け用のカバンに一緒にカメラを入れてしまえば、毎日カメラを持ち歩くのが習慣になります。
とはいえ、カメラは精密機械なので乱雑に持ち歩いて壊れたり傷が付いてしまわないように、ある程度保護してあげなければいけません。
普段のカバンにカメラを入れて持ち歩く方用に、カメララップというカメラを包んで傷がつかないよう保護してくれる布も販売されています。
カメラをお弁当のように耐衝撃の布で包んで持ち運べて、商品によってはレンズクリーナーとしても使える便利なものもあります。
私の場合は、先程ご紹介したカメラバッグをそのままリュックに入れたり、荷物が少ないときはカメラポーチにカメラを収納し、カバンに入れたりしています。
もちろん、常にカメラを首から下げている方がシャッターチャンスを逃さずに瞬時に撮りやすいんですが、買い物したり食事したりするときに、カメラをちょっとしまう場所が必要になるんですよね。
カメラが入らない小さなカバンで出掛けるときは、カメラをしまうためのエコバッグも持っていると、帰り道でカメラが邪魔にならないので便利です。
自分のやりやすいスタイルで持つ方が、カメラをいつでも持ち歩けるようになりますよ!
カメラバッグの選び方まとめ
カメラは毎日持ち歩いてこそ、撮影の腕も上達して素敵な写真が撮れるようになるもの。
「カメラを本格的に学ぶなら、大きなカメラバッグに撮影道具一式を入れて持ち歩かなければ!」
なんて考えてしまうと、持ち歩くのが億劫になってしまいます。
どんな瞬間も気軽に撮影できるようにするためには、自分の生活スタイルに取り入れやすいカメラの持ち歩き方を選びましょう。
ぜひ、毎日気軽にカメラを持ち歩いて、シャッターチャンスを逃さずに素敵な作品を撮ってみてくださいね!