スキンケア用品とひとことでいっても、基礎化粧品のセットとオールインワンゲルとではそれぞれ特徴が大きく異なります。
なんとなくわかっているようでも、いざ違いを聞かれると具体的に答えるのはむずかしいという方もいるかもしれませんね?
実際のところ、基礎化粧品のセットとオールインワンどちらが良いのでしょうか?
それぞれを比較してみましたので、スキンケア品選びの参考にしていただければと思います。
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基礎化粧品のセットとオールインワンゲル、それぞれの特徴は?
基礎化粧品とオールインワンゲルはどちらも、洗顔後のお肌の状態を整える役割をしています。
基礎化粧品のセットは、一般的に化粧水、乳液、美容液、クリームなどそれぞれが別の商品となっています。これらの商品をメーカーの基準にそってそれぞれ別々につけることで効果を発揮します。
それに対し、オールインワンゲルは、化粧水、乳液、美容液、クリームなどすべてのものがひとつに混ざり合っているため、お肌につけるのはそれひとつでOKです♪
ざっくりとした言い方にはなりますが、基礎化粧品のセットは複数のアイテムがひとそろえでワンセットであり、オールインワンゲルは複数のアイテムがひとつにまとまっているという点で大きく違うということですね。
美容効果や美肌効果は?
基礎化粧品のセットとオールインワンゲル、どちらも商品によって美肌効果は異なるため一概にどちらが優れているとは言い切れません。
しかし、基礎化粧品をラインでつかうほうがお肌の状態に合わせてカスタムしたり調整することができる分、より高い効果を発揮しやすいといった特徴があります。
それに対し、オールインワンゲルの場合はすべてがひとつになってしまっている分、特定の美容効果に特化させることがむずかしく、美肌効果や美容効果はそれなりになってしまう傾向があります。
自分の肌に合わせてしっかりと美容効果を実感したいという場合には、基礎化粧品をラインでつかったほうが確実だといえるでしょう。
使用感については?
オールインワンゲルは保湿力を高めるために、粘りや弾力のあるゲルタイプのテクスチャが主流となっています。
そのため、肌にべたつきやもったりとした重さを感じることがあります。
べたつきを抑えた商品も中にはありますが、ゲルという特性上、さっぱりとした使用感とはちょっと遠くなってしまいます。
それに対し基礎化粧品の場合は、効果にとらわれず使用感に合わせて商品を選んでつかうことが可能です。
べたつきが苦手な方などは、さっぱりとしたつかい心地の化粧水やさらっとした質感の乳液など、好みに合わせてつかうことができたりもします。
使用感や肌につけたときの質感など選択肢が広いという点では、基礎化粧品のセットのほうが融通が利くイメージです。
手軽さや時短率は?
オールインワンゲルは基本それひとつですべてのスキンケアを完了させることができます。
オールインワンゲルの場合、ひとつで4~6つほどの役割を果たしてくれるため、スキンケア自体を手軽に済ませることができるだけでなく、お手入れの時短にもつながります。
それに対し、基礎化粧品の場合は、それぞれのアイテムにそれぞれ役割がありひととおりつかう必要があるため、1度のスキンケアに手間も時間も書けなくてはなりません。
その商品のラインによってはどれかを省いてしまうことで思うような効果が得られなくなってしまう場合もあるからです。
短時間であっという間にすべてのお手入れが済んでしまうという点では、圧倒的にオールインワンゲルのほうが便利だといえますね♪
コスパについては?
化粧品の価格は、その商品によって異なるため一概にどちらが安いというのは言い切れません。
しかし、コスパの面ではオールインワンゲルのほうが上かなと思います。
というのも、基礎化粧品はそれぞれの商品を別々に購入しなくてはならず、どうしてもコストがかさんでしまいがちです。
また、ラインの内どれかが切れてしまったら、買い足してつかわなくてはならずその分費用がかかってしまいます。
その点、オールインワンゲルは基本ひとつのアイテムをつかう形になるため、完全に使い切るまでは新たに商品を購入する必要はありません。
さらにラインづかいのようにコストを気にして美容液やクリームなどの購入を省くといった必要もなく経済的にスキンケアができるのです。
基礎化粧品の導入サポートとしてもかなり優秀
美容効果の高い化粧品を使っているのに、なんだか思ったような効果が得られない…なんてことありませんか?
同じ化粧品を使っても、お肌の状態が違うと思ったように美容成分は肌に浸透せず、うまく効果を発揮することができない場合もあるんです。
シンプルケアでおなじみのオールインワンゲルですが、単品づかいの用途だけでなく、こうした基礎化粧品の導入サポートとして活用することもできちゃうんです。
乾燥が強くごわついたお肌の状態は、お肌の表面に固くふたをしたような状態です。
その状態でそのまま保湿力の高い化粧水や、美肌効果が期待できる美容液などをつけても、お肌にうまく浸透されることができなかったりすることもあるのです。
とくに乾燥状態が激しいお肌では、高保湿の化粧水もお肌の上で気化してしまうだけで、思ったほどの効果が得られない場合があります。
そこで、活用したいのがオールインワンゲルです♪
保湿力たっぷりのオールンワンゲルは、基礎化粧品の導入サポートとして使うこともできるんです。
実際、それぞれの化粧品の特徴や特性をうまく生かし、単品仕様ではなく基礎化粧品と併用して使っているという方も多くいるのです。
では、実際どんな風にして使えば良いのでしょうか。
オールインワンゲルを導入サポートとして使う方法
オールインワンゲルは気化しにくいゲル状のものが多く、コラーゲンやヒアルロン酸など保湿力の高い成分がたっぷりと含まれています。このゲルのテクスチャと保湿力の高さを上手に活用するのです。
使い方はとってもシンプル♡
化粧水や乳液、美容液などの基礎化粧品を使う前に、まずはしっかりとオールインワンゲルでお肌を保湿しましょう。
少し時間をおいてオールインワンゲルがお肌になじんだなと感じたら、化粧水をそのままつけます。
べたつきが気になるという場合には、コットンで化粧水をつけつつ、軽くゲルを拭き取るようにするとよいでしょう。ただし、お肌にとって刺激にならないよう、ゴシゴシとこすったりはしないでくださいね。
この時点で、お肌の状態がいつもとは違うことに気がつくはずです。しっかりと化粧水がお肌に浸透して、しっとりとキメの整ったような状態になっているのを感じる方も多いはず♪
後は、美容液でケアをして乳液やクリームなどでお肌を整えればOKです。
乳液や保湿クリームは最後に使うのがおすすめ
オールインワンゲルを化粧水や美容液の導入サポートとして使いたい場合には、乳液や保湿クリームなどはお手入れの一番最後に使うことをおすすめします。
乳液や保湿クリームなどは、油分が多いからというのがその理由です。
お手入れをしたお肌から水分や美容成分が外へ出ないよう、お肌に膜を張ったりふたをするような役割をしています。
そのため、乳液などを先につけてしまうと後でつけた化粧品がお肌にうまく浸透せず、本当の力を発揮することができなくなってしまうのです。
それぞれの美容効果を最大限に生かすためにも、まずはオールインワンゲルでお肌を柔らかく整え、化粧水でさらに保湿、美容液で栄養を与えて乳液やクリームで保護という順番で使うと良いかなと思います♪
ただし先行乳液タイプの化粧品の場合は順番が異なります
ただし、メーカーによっては乳液を先に使用するもの(先行乳液)などもあります。このような場合の乳液はお肌にふたをするのが目的ではなく、保湿をして整えたりお肌を柔らかくしたりといった導入剤のような役割をしています。
このような、先に使うタイプの乳液の場合は、メーカー指定の順番に合わせて使う形でかまいません。
オールインワンゲルの美肌効果もプラスしたいという場合には、先行乳液→オールインワンゲル→化粧水→美容液の順番で使うのもおすすめですね。
オールインワンゲルを毎晩のスペシャルケアとして活用すると◎
オールインワンゲルを基礎化粧品の導入サポートとして使う方法は、お肌の基礎力や水分量をアップさせるためにも効果的です。
ただし、毎朝メイク前に行うと、少し油分が多めになりすぎてしまう場合もあり、メイクよれの原因になってしまう場合もあります。
オールインワンゲルの使用量をうまく抑え気味にして使えば問題はないかとは思いますが、せっかくなら毎晩のスペシャルケアとしてたっぷりと惜しみなく使ってあげるほうが良いでしょう。
就寝前にしっかりとお手入れすることで翌朝のお肌の調子もぐんとよくなり、メイクノリも格段にアップしますよ♡
まとめ
基礎化粧品のセットとオールインワンゲルをそれぞれ比較してみました。
どちらもそれぞれメリットといえる面がありますので、どちらが圧倒的に勝っているということはありません。
肌悩みや求める美容効果に合わせてスキンケアをしたいというのであれば、肌の状態に合わせてカスタムして選べる基礎化粧品のほうが優れているといえます。
しかし、手軽さや時短、コスパの良さなどを優先したいという場合には、1ステップでスキンケアが完了してしまうオールインワンゲルのほうが希望にあうでしょう。
ご自身のライフスタイルや、求める美容効果などに合わせて、どちらをつかうか選ぶと良いですね。