ついにカメラを購入したけれど、撮り方も難しい設定も全然わからない!
そんな方でも簡単に、カメラで撮影を始めることができます。
今回は、Canon EOS M100でのカメラ撮影の始め方をご紹介いたします。
カメラを触るのが初めてという方にもわかりやすいように説明していきますので、安心して読んでくださいね!
まずはオートモードで撮ってみよう!
カメラで初めて写真を撮ってみるなら、まずはオートモードですべてをカメラにお任せして撮ってみましょう。
EOS M100には、シーンインテリジェントオートという機能があり、上の写真のようにA+マークにダイヤルを合わせると使用できます。
シーンインテリジェントオートはカメラがシーンを認識し、完全にカメラ任せで撮影ができる全自動モードです。
難しい機能は考えず、まずは自由に撮ってみたい方はシーンインテリジェントモードに合わせ、後は撮りたいものにピントを合わせて撮るだけでよいので簡単ですね!
他にも、先ほどのダイヤルをA+マークからカメラマークに切り替え、撮影モードをP(プログラムAE)にしてもオートで撮影が可能です。
こちらは先ほどのインテリジェントオートとは異なり、絞りやシャッタースピードなどの難しい設定はカメラがすべて決めてくれますが、それ以外の明るさやホワイトバランス(色合いのこと)などは自分で決めることが出来ます。
動かないもの(静物)を撮って練習してみよう!
今回は、P(プログラムAE)モードで我が家のリビングを撮影してみました。
花など動かないもの(静物)は、初めてでも簡単に撮影しやすいです。
撮りたいものに合わせて、シャッターボタンを半押し。
「ピピッ!」とピントが合った音がしたら、長押しして撮影します。
ペットや子どもなど、動くものの撮影は難しい!
次は、犬さんを撮りました。
ペットや子どもはかわいいのでたくさん写真を撮りたくなりますが、動き回るので撮影するのはとても難しいです。
お花を撮っていたら、犬さんが寄ってきました。
動き回る愛犬を、シャッターチャンスを逃さずに撮るのは難しい。
そんなときに初心者でも上手に撮る方法があります!
それは、「とにかく何枚も撮る」こと!
単純ですが、これに尽きます。
自撮りInstagramで有名なGENKINGさんも言っていました。
「自撮りで奇跡の一枚を撮るコツは、とにかく何枚も撮ること」と。(うろ覚えです)
たくさん撮った写真の中に、奇跡の一枚は必ずあるはず。
何枚も撮った中で「良い写真だな」と思えるものがあれば、だんだん上手に撮るためのコツもわかってきます。
Canon EOS M100のチルト式液晶を使おう!
Canon EOS M100で便利なのが、このチルト式液晶。
液晶画面が約180°可動するので、愛犬の目線になった低い位置からの撮影も簡単です。
こんな風に、愛犬に近づいた臨場感あふれる写真が撮れます。
オートモードのまとめ
今回は、難しいことは考えず、オードモードで楽しく写真を撮ってみました。
たくさん撮ることが、写真上達の一番の近道!
まずは難しい設定や操作は気にせずに、ミラーレスカメラで撮りたいものをどんどん撮ってみましょう。
クリエイティブアシストの機能や特徴、使い方まとめ
難しいカメラの操作は覚えられないけど、もっと簡単にアートな写真が撮りたい!
そんな方におすすめの機能が、Canon EOS M100のクリエイティブアシスト。
テクニック要らずで、背景をぼかした雰囲気のある写真にしたり、明るさや色味を思い通りに調整したりできる便利な機能です。
このクリエイティブアシストを使って簡単に素敵な写真を撮る方法をご紹介いたします!
クリエイティブアシスト機能を使うには?
シャッターボタンの周りにあるダイヤルを、カメラのマークに合わせます。
画面左上にある小さな四角いアイコン(今はA+になっています)をタッチ。
クリエイティブアシストを選んでタッチします。
こちらがクリエイティブアシストで撮影できる状態。
液晶画面右側の、SETボタンを押して操作します。
クリエイティブアシストでどんな風に写真が変わる?
クリエイティブアシストの各アイコンの機能を見ていきましょう。
背景のボケ具合を変える
一番上のアイコンは、背景のボケ具合の調整ができます。
画面右側のボタンもしくは、液晶画面のぼかす⇔くっきりのカーソルをタッチして調整します。
こちらがカーソルをくっきりに調整した写真。
背景になっているパソコンのキーボードがくっきりと見えます。
こちらがカーソルをぼかすに調整した写真。
背景のキーボードが大きくぼけて、小さな光が丸くぼけている様子がわかります。
ぼけ感が強く、ふんわりとした雰囲気の写真になりました。
※今回は、22mm単焦点レンズを装着して撮影しています。
明るさを調整する
次に、2つめのアイコンでは明るさも変更できます。
少し暗かった写真がだいぶ明るくなりました!
撮影する際に、難しい操作をせずに明るく撮れるのは便利ですね。
コントラストを調整する
3つめは、コントラスト。
コントラストを強くするとはっきりとした写真に、弱くすると淡い雰囲気の写真になります。
画面を見ながら調整して自分のイメージ通りに撮影できるので、後から画像加工するよりも簡単です。
鮮やかさを変更する
4つめは、鮮やかさ。
ビビッドな濃い発色から、色味を抑えた淡い発色まで自由に調整することができます。
すべての調整が、スマートフォンを指で操作するようなイメージでとても簡単に行えるんです。
色合いを変える
5つめは、色合い1。
青みと赤みの2方向に色合いを調整できます。
フィルム写真のような雰囲気の、青みがかったノスタルジックな写真にしたいときにも便利です。
色合いを変える2
6つめは、色合い2。
ピンクとグリーンの2方向に調整できます。
初夏のような爽やかさを出したいときにはグリーン寄り、幻想的な優しいイメージにしたいときはピンク寄りなど、好みで変更が可能です。
モノクロ写真にする
最後は、モノクロ写真。
白黒・セピア・青・紫・緑に変更することも可能です。
何気ない風景もたまにモノクロ写真にしてみると、被写体の見え方や写真の雰囲気も変わるのでおすすめです。
クリエイティブアシストのまとめ
ビビッドでコントラストの強い印象的な写真を撮りたい方もいれば、ふんわりした淡い雰囲気の明るい写真が好みの方もいますよね。
撮りたい写真の雰囲気は、人それぞれ。
簡単な操作で思い通りの写真が撮れる、Canon EOS M100のクリエイティブアシスト機能。
ぜひ、毎日の写真撮影に役立ててみてはいかがでしょうか?
ボケを生かした写真を簡単に撮りたい!「絞り優先オートモード」で撮影しよう!
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラの持ち味である、大きく背景をぼかした写真。
背景のぼけた写真は、ふんわりとした雰囲気を出しながら撮りたい被写体を際立たせ、一気にプロっぽい写真になります。
そんなボケ味のある写真は、「絞り優先オートモード」を使えばとても簡単に撮れるんです!
絞り優先オートモードを使ってボケを生かした写真の撮り方をご紹介いたします。
そもそも「絞り」って何?
絞り(しぼり)とは、カメラのレンズに入ってくる光の量を調整する部分のこと。
その数値を絞り値(しぼりち)といい、F2.0、F2.8、F4.0、F5.6、F8.0、F11…のように変えることが出来ます。
絞り値の数字が小さい(例 F2.0)ほど、ボケは大きく明るい写真に。
絞り値の数字が大きい(例 F11)ほど、ボケずにはっきりと写り、暗い写真になります。
上のテレビリモコンの写真は、絞り値F6.3で撮っています。
もっと背景をぼかしたい場合は、F2.0など数値を小さく設定します。
細部まではっきりと映したい場合は、F11など数値を大きく設定します。
つまり、ボケを生かしてふんわりとした写真が撮りたい場合は、絞り値を小さくすればいいんですね。
全自動オートモードでは、この絞り値もカメラが自動で決めてくれます。
全自動オートだと撮影は簡単ですが、絞り値を自分で決めたい場合は全自動オートモードから「絞り優先オートモード」に変える必要があります。
「絞り優先オートモード」ってどういうもの?
絞り優先オートモードとは、絞り値だけ自分で決めて、あとはカメラが全自動で決めてくれるモードです。
ぼかした写真とハッキリした写真のどちらにするかを決め、その他の設定はカメラ任せにできるんですね。
全自動オートモードから一歩進んだ、自分の思い通りにボケ具合を調整できる撮影モードです。
Canon EOS M100の「絞り優先オートモード」はこう設定しよう!
ここでは、Canon EOS M100の絞り優先オートモードの設定方法を見ていきます。
撮影モードのメニュー画面から、絞り優先AEを選択します。
こちらが絞り優先オートモードの画面。
画面下にある表示の一番左側(画面上でF2.0)をタッチします。
こちらでカーソルを移動させ、絞り値を調整します。
こちらはF8.0で撮った写真。
背景のパソコンキーボードやテーブルの木目がくっきり写っています。
スマートフォンで撮る写真と、あまり差は感じられませんね。
こちらはF2.0で撮った写真。
背景が大きくボケて、キーボードや机の木目が目立たずふんわりとした写真になっています。
これだけの操作で、ボケ味のあるプロっぽい写真が撮れるんです!
※ここではCanon EOS M100を使って「絞り優先AE」の簡単な操作方法をご紹介していますが、「絞り優先オートモード」は他のミラーレス一眼カメラでも設定できます。お手持ちのカメラでも設定してみてくださいね!
もっと写真を明るくしたいときは、露出補正をしよう!
もっと写真を明るくしたい場合は、露出補正(ろしゅつほせい)を行います。
先ほどの絞り優先オートモード画面で、絞り値の右隣にある露出補正の設定バーをタッチ。
プラス側にすると明るく、マイナス側にすると暗くなります。
こちらが露出補正0の状態。
こちらが露出補正+1。
明るく見やすくなりました。
こちらで露出補正+2。
だいぶ明るく、1枚目とは雰囲気も変わりました。
絞り優先オートモードのまとめ
背景をぼかした写真を撮るのは難しそうに感じますが、絞り優先オートモードを使えば簡単に撮影することができます。
スマートフォンで撮った写真と一番差が出るのが、この大きなボケを生かした写真を撮れること。
いつものスナップ写真も、ボケをうまく使って撮れば一気にプロっぽい写真になります。
ぜひ全自動オートを卒業し、絞り優先オートモードで一段レベルアップした写真を撮ってみてくださいね!
Canon EOS M100の口コミはこちら!