バッグは、その多くが自宅での洗濯ができないものがほとんどです。
とはいえバッグの素材や形状によっては、自宅である程度汚れを落とせるものもあります。
本記事では、クリーニングに出したほうが良いバッグの素材や、自宅でお手入れできるバッグのお手入れ方法を紹介していきます。
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革製品のバッグは基本クリーニングに出した方がいい
バッグにもさまざまな種類や素材のものがありますが、そのほとんどが自宅でのお手入れに不向きです。
洗濯表示などがついていないバッグは、基本的にどれも「クリーニングに出したほうが良い」と判断したほうが良いでしょう。
なかでも自宅でお手入れすべきではない素材として、以下の素材のバッグがあげられます。
- 本革製品
- スエード
- エナメル革
- クロコ
- オーストリッチ
- ラム
などです。
これらの素材は、水に濡れてしまうことによって、変色や変質、水シミなどが発生しやすいもの。
ただし同じエナメルでも、スポーツバッグなどビニールにエナメル加工を施したバッグについては、自宅での丸洗いが可能です。
注意すべきはあくまでもブランドバッグなどに多い、エナメル革(なめした皮に樹脂コーティングを施した)素材のもののほうです。
こちらは自宅でお手入れせず、クリーニングに出すようにしましょう。
大事なものなら迷わずクリーニングへ!おすすめの宅配クリーニング
リナビス
衣服の宅配クリーニングでも人気のリナビスですが、皮革製品専門の宅配クリーニングもあります。
パックプランは、クリーニング・キズや擦れの修正・色補正・仕上げがセットになったコース。
プラス¥5000(税抜)でバッグのカラーチェンジも行ってくれます。
修復・メンテナンスは全て手作業で行う徹底ぶり。
クリーニング不可と表示されているものでも、95%が取り扱い可能となっています。
諦めていた方も、クリーニング出来る可能性がありますので、一度問い合わせてみることをお勧めします。
ワードローブトリートメント
まとめ洗いはせず、一点一点丁寧にクリーニングしてくれので、安心して依頼することが可能。
ブランド物といった高級品も取り扱っているので、安心してお任せすることが出来ます。
また、キズ・カビ・変色・ファスナーの修理等にも対応。
クリーニングと修理を同時に依頼することで、時短にもなります。
日々忙しい、働くママさんやビジネスマンにもおすすめです!
自宅でもお手入れできるバッグの素材別汚れの落とし方
バッグは基本的にクリーニングに出した方が得策ではあるものの、出来れば手放さずに自宅で何とかしたい!
そんな方のために、バッグのホームクリーニングについて簡単にご説明させていただきます。
- 本革製品
- スエード
- エナメル革
- クロコ
- オーストリッチ
- ラム
これ以外の素材であれば、自宅でお手入れすることも可能です。
たとえば以下のような素材のバッグなどは、手洗いなどできれいにできます。
- 綿(コットン、キャンバス地、帆布素材)
- ナイロン製
それぞれお手入れ法を紹介しましょう。
綿(コットン、キャンバス地、帆布素材)素材のバッグのお手入れ法
綿素材のバッグは素材自体が丈夫なため、自宅でも気軽にお手入れが可能です。
ただしシワになりやすいため、洗濯機よりも手洗いがおすすめです。
用意するもの
- 洗面器
- おしゃれ着洗い用洗剤
- 厚手のタオルやバスタオル
お手入れの手順
- 洗面器にぬるま湯を入れます
- おしゃれ着洗い用洗剤を適量いれて混ぜます
- バッグを洗面器につけて押し洗い
- ぬるま湯を入れ替えてすすぎ洗い(押し洗い)
- 濁らなくなるまで2~3回ぬるま湯を入れ替えてすすぎ
- ぬるま湯を捨て、バッグの水けをきる
- バスタオルなどで水分を吸い取る
- 持ち手が下になるよう逆さにして風通しの良い場所で陰干し
脱水の際は、絞るのではなく押して水気を切るようにすると、シワができにくくなります。
バッグの底などの汚れが目立つ場合は、洗濯前に中性洗剤や洗濯用洗剤で軽くした新井しておくと良いでしょう。
ナイロン素材のバッグのお手入れ方法
ナイロン素材のバッグも、摩擦などによる劣化やシワができやすい素材です。
できれば水洗いは避け、中性洗剤を含ませた布などで汚れをふき取る程度にしておくのがおすすめです。
かなり汚れが目立つ場合には、綿素材のバッグと同様、手洗い(押し洗い)をするのが良いですね。(手順などはまったく同じで構いません)
まれにナイロンバッグは、黒カビなどが発生してしまうことがあります。
このような場合には、以下の手順で洗うと良いでしょう。
- 洗面器にぬるま湯を入れる
- 酸素系漂白剤を適量入れて混ぜる
- 30分~1時間ほどナイロンバッグを浸す
- 歯ブラシなどでカビの部分を軽くこすって落とす
- 水ですすぎ洗いをする(濁らなくなるまで数回繰り返す)
- 水気を切り、バスタオルなどでしっかりと脱水
- 風通しの良い場所で陰干しにする
漂白剤を使用して洗う場合には、手荒れなどを防ぐためにも必ずゴム手を使用してください。
脱水のさいは、カビ防止のためにもできるだけしっかりと水分を吸い取るようにしてください。
ただしゴシゴシこすってしまうと、素材を傷めてしまうため、なるべくタオルを押し当てるようにして水分を吸い取りましょう。
なお、早く乾かしたいからといって、乾燥機やドライヤーを使用するのはNGです。
ナイロン素材は熱や摩擦に弱いので、変形してしまう原因にもなります。
しわや型崩れを起こしてしまうと、元に戻すのがむずかしくなりますので、お手入れの際には注意が必要ですね。
バッグを自宅でお手入れするのはかなりむずかしい
カジュアルバッグやトートバッグなどは、自宅でも比較的気軽にお手入れが可能です。
ナイロンやキャンバス地のバッグは、クリーニングに出すとそれなりのクリーニング費用がかかってしまいますので、ブランド物でなければ自宅で洗うのが良いでしょう。
しかしブランドバッグの場合は、革製品のものが多く、取り扱いもかなりむずかしくなります。
自分でお手入れをする場合は、布でふき取る程度にとどめておくのがベター。
目立つほどの汚れを落としたい場合には、プロにクリーニングを任せるのが一番です。
とはいえバッグの汚れが強い場合やダメージが強く修繕が必要な場合は、地域のクリーニング店では受け付けてもらえないケースもあります。
そのような場合には、ネットで依頼できる宅配クリーニングに依頼するのがおすすめです。
宅配クリーニングのなかには、ブランドバッグなどのクリーニングや修繕を得意とする店舗がいくつかあります。
費用はそれなりにかかってしまいますが、見違えるほどきれいになって戻ってくるのでおすすめですよ。
定期的にクリーニングする必要はありませんが、できれば汚れが少ないうちにきれいにしておく習慣をつけておいたほうが、バッグも長持ちするでしょう。
バッグのお手入れはできるだけプロに任せましょう
ナイロンや綿(キャンバス地)のバッグなどは、自宅で手洗いしても大きくダメージを受けることはありません。
ただしどちらもシワになりやすい素材のため、ブランド品など大切にしているバッグであればプロに任せたほうが仕上がりがきれいです。
そのほかの革やエナメル加工がされたバッグなどは、変質を避けるためクリーニングに出した方が安心です。
宅配クリーニングでは、皮革やブランド品のバックのクリーニングに対応しているところがたくさんあります。
傷や劣化部分の修繕に対応している店舗もありますので、バッグの種類や汚れ具合に合わせて利用してみてはいかがでしょうか。