注目のファッションが目白押しの今年のトレンド。
復刻から斬新なものまで、春夏ファッションを楽しむためのヒントがたっぷり隠されています。
2022年春夏のトレンドスタイルとトレンドカラー・柄をまとめてご紹介します。
2022春夏ファッショントレンド スタイル
New ミニマリズム
90年代にも流行ったミニマリズムスタイル。サステイナビリティという考えに後押しされるかのように、今年再流行の兆しです。
当時のミニマリズムは、シンプルなデザインや素材の服が流行っていたけれど、今のミニマリズムは、もっと上質で、シンプルだけど一癖あるようなデザインを見に纏う、Newミニマリズムとして注目を集めています。
アラサー女性にオススメは、シンプルでシックなブラック&ホワイトのコーデ。
アシンメトリーなデザインのホワイトのシャツは、スタイリッシュで大人の色気を感じさせる1枚。
サテンのブラックのパンツは、リラックス感漂うラフなデザインを選ぶと、スタイリッシュだけど、堅苦しくない印象になりそう。
シアーのサンダルに、プリーツのバケツ型バッグを合わせれば、上質な大人の休日コーデが完成します。
ジェンダーレス
ジェンダーに対する考えが、柔軟にオープンになってきた近年、その流れに合わせてファッションでも人気が加速するジェンダーレススタイル。
もともとファッションは自己表現の方法の一つ。女性だから、男性だからという枠組みに捉われることなく、もっと自分らしいオシャレを楽しんだ者勝ちです。
女性が男性用の洋服を着る、ジェンダーレスコーデも素敵ですが、どうしてもオーバーサイズ気味になってしまって、しっくりこないという人も、最近はレディースブランドから女性サイズのメンズライクなデザインが登場しているので、ぜひチェックしましょう。
メンズライクなピンストライプのテーパードパンツを主役に、ボディーラインを拾いすぎないジレを合わせてマニッシュなコーデに。
インナーにはホワイトのタートルネックをシアー素材で選んで、少しだけフェミニンさとコーデに抜け感をプラスしましょう。
バッグと靴は、ブラックのレザーで合わせると、大人カッコいいコーデになりそうです。
Y2K
90年代から2000年代に流行ったスタイルを取り入れる、Y2Kファッション。
Year 2000を意味する"Y2K"ファッションは、中高生の頃に目にしたり、実際着ていたというアラサー女性も多いのでは?
当時のファッションは、パワフルで、とてもエネルギッシュでした。
大胆に肌を見せるコーデが多かったけれど、セクシーというよりは、女性の強さや、存在をアピールするような、どこか媚びない印象のファッションが多かったように思います。
とは言え、あの頃のままのコーデをそのまま着るには少し抵抗があるアラサー女性。
肌を見せるというよりも、デザインやカラーで大人のY2Kにトライしてみましょう。
当時人気の高かった、ダボっとしたボトムスとタイトなトップスの組み合わせなら、アラサー女性でも取り入れやすそうですね。
ダボっとしたパンツも、上品なサテンとベージュで選べば、ラグジュアリーな印象に。
ベーシックトップスとして人気の高かったホワイトトップスは、カーディガンで取り入れて。
インナーには、こちらもY2Kを象徴するリブニットを、今年のトレンドカラーのイエローで選んで今っぽくしましょう。
シャイニーなゴールドのミュールなら、他のアイテムに使ったカラーとも相性抜群。
トレンドのチェーンバッグと合わせれば、ドレッシーさがUPしそう。
あの頃の友達とY2Kファッションで集まるのも楽しそうですね。
レトロ
サステイナビリティは、ファッションだけでなく、環境に配慮するライフスタイルにも大きな影響を与えていますよね。
その流れを受け、今年は世界的にヴィンテージファッションに注目が集まっています。日本では特に昭和レトロなスタイルが人気急上昇中です。
日本の昭和ファッションは、大ぶりなお花や、幾何学模様など、カラフルでインパクトの大きいデザインに、少しイノセントな要素のあるデザインが特徴的でした。
アラサー世代にオススメのレトロスタイルは、柄物よりも、当時の色使いをポイントにして楽しむのがオススメです。
今年のトレンドカラーの1つ、鮮やかなオレンジはフレアスカートでチョイス。
袖のフリルがキュートなネイビーのトップスを合わせると、イノセントだけど、落ち着いた大人の女性らしさも演出できる。
足元はホワイトのサンダルでスッキリと。夏を先取りしたようなカゴバッグは、丸いフォルムがレトロな雰囲気をプラスしてくれる。
柄を取り入れるなら、レトロスタイルに欠かせないスカーフで取り入れてみるのもオススメですよ。
スカートかトップスのカラーと合わせると、主張しすぎずコーデにアクセントをプラスできそう。
こんな色の組み合わせアリなの?という反対色同士の組み合わせでも、メインのカラーを2〜3色に抑えると、バランス良くまとまりますよ。
レトロスタイルだからこそ、思いっきり色使いで遊んでみましょう。
肌見せ
Y2Kがトレンド入りしたことと、コロナ禍で何かと我慢を強いられた、この2年間の反動を受けて、エネルギッシュな肌見せスタイルがトレンド入りしました。
ミニスカートや、クロップドトップス、カッティングが入ったデザイントップスなど、肌を大胆に見せるアイテムが豊富な今季、一歩間違えると下品に見えてしまう肌見せは、バランス良く、健康的に見えるアイテムやカラーを選んで楽しみましょう。
今季はミニスカートが人気だけれど、ちょっと勇気がいるなという人にオススメしたいのが、去年から人気のハーフパンツ。
短い丈でも、パンツだとセクシーよりもヘルシーな印象が強いですよね。涼しげなパステルカラーのハーフパンツは、これからの季節に大活躍しそうな予感。
子供っぽくならないように、トップスはシアーのブラウスをチョイスして、ハツラツとしているけれど、大人っぽい印象に。
透け感のあるシアー素材の中には、Tシャツを合わせて、あえて見せるレイヤードコーデを楽しみたい。
お好きなロゴや、イラストシャツを合わせて、コーデに遊び心を加えましょう。
ブーツはサイドゴアのしっかりブーツを合わせて、足元が貧相になるのを防ぎましょう。
全体的に淡い色味で統一したコーデは、これからの季節にぴったりですね。
2022春夏トレンドカラー/柄
イエロー
昨年からじわじわ人気を集めていたイエローが、今年は堂々のトレンド入り。
鮮やかで、エネルギッシュ、着ていると元気になるイエローは、これからの季節、爽やかなカラーコーディネートで楽しみたい。
派手になりすぎないように、淡いイエローをチョイスすると、アラサー女性も取り入れやすくなりそうです。
1枚で着ても、レイヤードコーデにしても、何かと使い勝手の良いシャツワンピースは、トレンドのストライプを選んで、アウター風に着こなしてみましょう。
軽やかで柔らかなイエローの中には、ニュアンスカラーのワントーンコーデで、大人の爽やかさを演出しましょう。
ライトベージュのデニムは、今っぽいストレートのデザインを選んで。
軽めのダメージ加工がコーデにこなれ感をプラスしてくれそう。
トップスはフェミニンなサテンのキャミソールを合わせましょう。
セクシーなサテン生地も、デニムやシャツといったカジュアルなアイテムとの組み合わせだと、健康的な大人の色気が醸し出せます。
ベルトは濃いブラウンを、太めのデザインで合わせてコーデを引き締めつつ、アイボリーのスポーツサンダルで軽やかに、アクティブさをプラスしましょう。
ピンク
自分の好きなカラーは季節問わずに着たいけれど、こんなにもピンクが映える季節は、やっぱり春かも。
ピンクと一口に言っても、桜のような淡いピンクから、情熱的なビビットピンクまでバリエーションが豊富。
今まで着たことのないピンクにも、どんどんトライして、とことんピンクを楽しみましょう。
パッと目を引く鮮やかなピンク、華やかでモード感があって、ピンクの中ではクールな印象のトーン。
鮮やかな分、派手な印象もあって、手を出せないという人も、ブラックコーデのポイントカラーとして取り入れてあげると、シックな大人の甘辛コーデが楽しめそうです。
ビビットなピンクは、キッチリ感のあるテーパードパンツでチョイスすると、ピンクの甘さを抑えられますよ。
トップスはブラックのロングジレを合わせて、スタイリッシュに、大人のハンサムさを演出して。インナーには、ブラックのシアートップスをチョイス。
ほど良い透け感を上手に取り入れて、コーデに抜け感をプラスしましょう。
足元にはマニッシュなローファーを合わせつつ、バッグはシックだけれど女性らしいデザインのハンドバッグを合わせて、フェミニンさをプラスしたい。
グリーン
先シーズンから引き続きトレンドのグリーン。淡いグリーンから、深みのあるグリーンまで、バリエーションが豊富なグリーンの中でも、春夏は明るいグリーンに注目が集まっています。
新緑のような鮮やかなグリーンは、綺麗めコーデの時に大活躍のフレアスカートでチョイス。
柔らかなカラーとの相性が良いグリーンに、あえてブラックのライダースジャケットを合わせて、大人女性のカッコ良さをプラスしましょう。
ゴツい印象のライダースも、フェミニンさのあるパフスリーブのデザインを選ぶと、取り入れやすくなります。
インナーにはボーダーのトップスを合わせると、大人の遊び心溢れるコーデになりそう。
足元には、ホワイトのハイカットスニーカーを合わせて、ボリュームとカジュアル感をプラスしつつ、バッグはフェミニンなアイテムを取り入れて、ドライブデートに着ていきたいコーデの完成です。
チェック
今年のトレンド柄で、真っ先に取り入れたいのが、チェック。
どこかイノセントで、ノスタルジー、そしてクラシカルな印象のチェックは、1枚持っておきたいアイテムです。
定番のブラック&ホワイトだけでなく、カラーバリエーションが豊富な今年のチェック柄。まずは取り入れやすい定番カラーからトライしてみましょう。
せっかくチェックにトライするなら、とことんキュートなボリューミーなスカートをチョイスしたい。
ガーリーなデザインも、ブラック&ホワイトの組み合わせなら、大人っぽい印象もあって取り入れやすそうです。
トップスはボーイッシュな雰囲気のライン入りベストを合わせてみて。テイストの違うアイテムも、カラーを合わせるとスッキリとまとまります。
シンプルな配色のコーデには、ビビットなレッドの靴とバッグを合わせたい。
ちょっと派手な印象のレッドも、洋服と合わせたキュートなデザインを選ぶと、コーデに馴染みつつ、アクセントをプラスできますよ。
シンプルな配色と言っても言っても、やはり柄物。意外と何と合わせて良いか分からないこともありますよね。
そんな時は、ボトムスとトップスの色味を合わせてあげるとしっくりとまとまりそうです。
アクセントカラーは靴や小物で取り入れて、メリハリのあるコーデを目指しましょう。
ボタニカル
長かった冬も終わり、街にも花や植物が咲き始めるこれからの季節は、ボタニカルな柄がやっぱり人気。
今年トレンド入りしたボタニカル柄は、大ぶりな花柄や、キュートな小花柄、常夏を思わせるプラント柄など、バリエーションが豊富。
特にこの春夏は、抽象画のようなアーティスティックなデザインの柄を取り入れて、モードで個性的なオシャレがオススメです。
白地に、黒の線画のようなコンテンポラリーなデザインが素敵な花柄のスカート、モードなスカートを主役にしたコーデは、ブラック&ホワイトでシックにまとめてみましょう。
スタイリッシュなデザインのスカートには、メンズライクなボックス型のシャツを合わせると、甘すぎず、バランスの良いコーデになりそう。
足元はブラックのサンダルで、コーデを引き締めましょう。
厚めのソールに、モコモコとしたデザインが今っぽく、ボリュームのあるデザインだけど、ブラックだとスッキリとクールな印象です。
小ぶりで可愛らしいデザインのバッグも、ブラックで取り入れれば、コーデがさらにスタイリッシュになりそう。
2022春夏トレンド生地
デニム
今年のトレンドNo.1といえば、やっぱりデニム。
Y2Kの流れを受けて、ゆったりとした、ローライズでワイドめのシルエットが戻ってきています。
特に90年代に流行った、デニムonデニムが再流行の兆しだから、ぜひトライてみましょう。
デニムonデニムのコーデは、上下同じトーンで揃えてセットアップ風に着ても、全く違うトーンを合わせてグラデーション風にしても楽しい。
まずは取り入れやすい、グラデーションコーデを取り入れてみましょう。
カジュアルな印象の強いワイドなデニムも、濃いめのカラーを選ぶと綺麗めな印象です。ロールアップして履くと、こなれ感が演出できます。
デニムのシャツは、淡いカラーを選んで爽やかに。ノーカラーのデザインがシンプルだけど大人っぽい。
シャツは少しだけデニムにINして、ホワイトの細めのベルトでフェミニンさをプラスしましょう。
シャツの中には、タートルネックを合わせてレイヤードコーデを楽しみたい。
シンプルなデニムonデニムのコーデだからこそ、インナーは遊び心のあるアイテムを合わせるのがオススメです。
今年流行りの、シアー素材にグリーンとチェック柄。トレンド感満載の1枚を加えると、シンプルなデニムコーデがぐんとオシャレになりそうです。
靴はインナーと合わせて、グリーンがアクセントになったアイテムをチョイス。
トレンドのローファーに、チャンキーなヒール、配色がどこかレトロな1足で遊んでみたい。
ボーイッシュなコーデには、ガーリーなカゴバッグを合わせましょう。
手で持つタイプのデザインだから、どこか上品さも演出できそうです。
シアー
ヘルシーな肌見せがスタイルがトレンドの今年は、透け感のある素材が大人気。
インナーとしても、アウターとしても使えるシアー素材は、昨年に引き続き人気のアイテム。
カラーやデザインが豊富だから、ぜひお気に入りを見つけて下さいね。
トップスでよく取り入れるシアー素材も、今年はスカートで取り入れて、オフィスカジュアルや、デートの時の綺麗めコーデで活躍させてみましょう。
ブルーのシアースカートは、どこからみても涼しげな印象。
ボリュームのあるフレアデザインだから、軽やかで、動くたびに揺れるスカートが華やかさを演出してくれる。
トップスはシンプルだけど、袖に入ったフリルやラインが、さりげないオシャレのホワイトニットを合わせましょう。
ゴールドのダブルボタンがクラシカルなネイビーのジャケットを合わせると、清潔感のある、どこかトラッドな印象のコーデになります。
足が美しく見えるデザインのヒールを合わせて、品のある足元を演出しましょう。
カジュアルな印象のトートバッグも、黒のレザーとの組み合わせなら、オフィスにも持っていけそうですね。
レース
春先の定番トレンドと言っても過言ではない、レース素材。去年に引き続き要チェックのアイテムです。
シアー素材と同じく、ほどよい透け感があり、コーデを軽やかに演出してくれるレース素材。
シアーよりも、フェミニンでエレガントな印象のあるレースは、アラサー女性にぴったりのアイテム。
華やかなデザインがメインなだけに、オケージョン感が強かったり、一歩間違えると品のない印象も与えてしまうから、注意したい素材でもあります。
そんな問題を避けるためには、カラーや、レースの分量、合わせるアイテムに気をつけて選んでいきましょう。
品のある真っ白の総レースのトップス。
甘い印象の組み合わせも、タートルネックと幾何学模様の組み合わせで選ぶと、甘さ控えめのフェミニンさが出せそう。
ワンピースもトーンを合わせたアイボリー系をチョイスして。真っ白同士の組み合わせよりも、コーデに奥行きが出て、清潔感のある、落ち着いたコーデになりそうです。
カジュアルなジャンパースカートも、レーストップスと合わせるとドレッシーな印象になりますね。
足元は、ホワイトのブーツを合わせて、Iラインのコーデにボリュームをプラスしましょう。
細めのヒールを選べば、大人の女性らしい、綺麗で華やかな足元になりそう。
バッグもコーデと合わせたカラーをチョイスして。
シンプルなデザインだけれど、サイドのステッチや、クシュっと巾着のようになるデザインが可愛らしく、オシャレです。
サテン
我慢を強いられた、この2年間の鬱憤を晴らすかのように、今年は煌びやかで、光沢のある素材に注目が集まっています。
サテンやメタリック、スパンコールといった特別な日にしか着られなかったような素材を、カジュアルダウンして普段使いに落とし込むスタイルが人気です。
そんな中でも、取り入れやすいサテンのアイテムで、ラグジュアリーな大人のリラックスコーデを楽しんでみましょう。
華やかな印象のサテンは、深みのあるカラーを選ぶと普段使いにピッタリ。
ブラウンのサテンチュニックシャツは、カジュアルなデザインながら、落ち着いた女性らしさが演出できる1枚。
スタイリッシュなデザインの、コクーンパンツをライトベージュでチョイスして、コーデに春らしさをプラスしましょう。
軽めにシャツインしたウエストには、クールなブラックのベルトを合わせて、コーデを引き締めて。
細めのデザインだから、ほどよいフェミニンさもプラスできそうです。
足元もブラックでスタイリッシュに。ミュールパンプスで、抜け感と大人の余裕を演出しましょう。
ベーシックカラーでまとめたコーデには、シャツと合わせたブラウンに、深みイエローがアクセントになったカゴバッグでさりげなくカラーを取り入れて。
ワンランクアップのオシャレを目指しましょう。