30代になると、『今まで着ていたお洋服が何となく合わなくなってきた…』って、ファッションに悩む人が増えてきます。
何を合わせてもオシャレに見えた20代の頃とは何となく違う…そう気が付いている女性も多いと思います。
30代になると、生活環境にもよりますが、自身の印象を客観的な目線で見られることが多くなります。
それゆえ、ファッションに関してちょっと臆病になったり、控えめになったり。
オシャレがわからなくなる、いわゆる『ファッション迷子』になりがちな時期。
ベーシックファッションは、30代女性をより一層輝かせるスタイル。
清潔感があり、上品で大人らしい。
シンプルなお洋服を中心にスタイリングするから、少ないアイテム数でも着回しが効きます。
ママファッションや通勤服など、どうしても周りの目線を気にしなければならないシーンが増えるこの世代。
やり過ぎ感が無く、でも地味になりにくいベーシックファッションを上手く取り入れていくことで、30代ファッションがもっと楽しく素敵になります。
なぜ今、ベーシックなのか
『客観的な目線』と言うケースが多くなる30代世代の女性のファッション。
周りの人がまずあなたの第一印象を感じ取るのは、ズバリ『ファッション』です。
20代の頃に使用していたガーリー服やフリフリのお洋服に違和感を感じるのも、客観的な目線を感じ取るからこそ。
ベーシックファッションって、何となく地味な印象があるかも知れません。
トレンド感が無く、毎日同じようなスタイリングになってしまう…それはオシャレとは言い難いですよね。
ベーシックファッションの基本は、コーデテクニックを使うことにあります。
こなれ感、抜け感、差し色、補色、はずしテク…
ファッションには色々なテクニックがあるわけです。
これを駆使して、シンプルでベーシックなファッションをよりオシャレに見せるのが30代大人ファッションのベースとなります。
30代女性のトレンドは、『ベーシック』。
シンプルなお洋服こそトレンドであり、定番でもあります。
トレンドも大切だけど、定番が最も大事
旬のファッションを取り入れるなら、まずはトレンドチェックから…
30代女性のファッションには、トレンドよりもむしろ定番が最も重要な要素を占めていると言っても良いでしょう。
トレンドを控えめに、定番を取り入れるけれど、テクニックを使ってオシャレに見せる。
テクニックがあれば体型カバーやスタイルアップ、美脚スタイリングも叶います。
選ぶアイテムをテクニックに当てはめて、トレンドは控えめでも旬の着こなしを上手く取り入れてみましょう。
ファッション迷子になるのは、テクニックが不足しているから。
そして選ぶべきお洋服のデザインを理解していないから。
Girlwishスタッフは、そんな悩めるファッション迷子の30代女性のためのベーシックファッションのイロハをご紹介します。
ファッションのジャンルは色々あるけれど、まずはシンプルで上品、30代女性らしさを引き立てるベーシックファッションをマスターしましょう。
ベーシックの基本とアイテムチョイス
シンプルできれいめ。
ベーシックファッションの印象としては、こんな感じでは無いでしょうか?
確かに清潔感があり、上品で大人らしい着こなしには、ベーシックなお洋服は欠かすことができません。
ですが、ベーシックファッションはシンプルゆえに難しさもあるのです。
自分に似合う、自分に合ったベーシックファッションは一体どんなものなのか、まず初めに基本的な部分を抑えて見つけてみましょう。
基本的なベーシックファッション
あなたはどのジャンルが好みでしょうか?
人によってはきれいめに寄せたり、カジュアルをプラスしたり。
自分に合ったスタイルをまずは見つけてみましょう。
ベーシックファッションは基本的にテクニックでオシャレに見せます。
最もカンタンに取り入れられる方法は、『メリハリ』を付けたスタイリングにすることです。
ボリュームトップス×タイトボトムス
ベーシックファッションの基本的なスタイリングは、ボリュームトップスにスキニータイトなボトムスを合わせるスタイリングになることが多いですよね。
ボリュームあるトップスは、下半身を華奢に見せてくれる視覚効果がありますので、ボトムスをタイトにすることで美脚効果が高くなります。
フロントインなどでメリハリを取り入れ、ベーシックなお洋服でスタイリングしてみましょう。
ゆるっとしてるのにきれいめなオーバーサイズのスキッパーシャツやブラウスは、スキニーデニムやパンツを合わせてフロントイン。
美脚を叶えてくれる旬な着こなしに。
タイトなペンシルスカートは、アラサー女性らしい膝下丈やミモレ丈のペンシルスカートでスマートに見せて。
フロントインやオールインでウエスト周りにメリハリを。
秋冬はオーバーサイズニットトップスをスキニーパンツに合わせて下半身をきれいに見せて。
ボリュームあるニットは全体的にボリュームが増してしまいますが、逆に利用して美脚効果に。
スキニーパンツ同様に、オーバーサイズのゆるニットはペンシルスカートで下半身をスッキリ見せて。
秋冬ならミニ丈のAラインスカートをタイツやストッキング×ブーツで使っても違和感なく着こなせます。
タイトトップス×ボリュームボトムス
タイトなトップスはボリュームあるボトムスを合わせてメリハリを付けます。
ハイウエストのボトムスなら脚長効果が期待できるので、積極的に使っていきたいところです。
下半身にボリュームを持たせることで、上半身がスッキリ見えますので、オフショルなどの肌見せスタイルもおすすめです。
こなれ感を自然に取り入れられるフレンチスリーブは、タイトめをチョイス。
ボリュームあるワイドパンツでスタイルアップ効果がバツグンな着こなしに。
春夏大活躍のフレンチスリーブは、ボリュームボトムスがすごくマッチします。
フレアスカートはきれいめで女性らしいニュアンスを取り入れるにはピッタリです。
ウエストマークを入れて、よりメリハリあるスタイリングにしてもオシャレ♪
秋冬で人気のタイトニットは、ボディラインが強調されるアイテム。
ワイドパンツのボリュームを上手く使い、女性らしいグラマラスなスタイリングに。
タイトニットはフレアスカートと相性がよく、シンプルに着こなしても大人可愛く仕上がります。
きれいめなコートを合わせて高見えするスタイリングを目指しても良いでしょう。
ボリュームトップス×ボリュームボトムス
ボリューム×ボリュームの着こなしは、ゆるっとリラックスした雰囲気で、女性らしい可愛らしさがあるコーディネートになります。
ですが、どこかにメリハリを取り入れないと、全体的にぼかしたような着こなしになります。
こなれ感、抜け感を上手く使って大人可愛く着こなしてみましょう。
春夏の大人ファッション向けのスタイリング。
フロントインでこなれ感と同時にメリハリを取り入れた着こなしでワンポイントできちんと感を取り入れて。
抜き襟で抜け感を同時に取り入れると大人可愛い♡
フロントインでメリハリを取り入れつつ、ダボっとし過ぎない印象に。
冬場はタートルネックがおすすめですが、デコルテをきれいに見せるVネックならゆるすぎず適度にスッキリした印象に。
ベーシックの基本の着こなし術とアイテムチョイス
ベーシックファッションはおおむね3つのスタイリングでサクッと誰でも取り入れやすくなります。
メリハリさえ気を付けておけば、シンプルなお洋服でも地味にならず、着こなしを楽しめるはず。
トレンドはさり気なく入れるくらいが丁度いい
30代になると、流行を意識し過ぎるとバランスがイマイチ…と感じることがあります。
年齢に応じてその世代ごとにマッチするスタイリングを求められるようになります。
トレンドを取り入れすぎると若作りに見られたり、世代相応に見えないことも。
トレンドはワンポイントでほんのり取り入れるような意識で、あまり流行に流されないようなシンプルなスタイリングを心がけることが大切です。
華やかさが足りない時は『ほんのりフェミニン』が効果的
シンプルベーシックなファッションは、選ぶ色味や着る人の骨格、体型により地味な印象になってしまうことがあります。
実は奇抜なファッションよりもベーシックなファッションの方が難易度が高いのです。
色味で地味さをカバーしようとして、合わない色味を選んでしまう事も。
華やかさが何だか足りない気がすると言う時は、ほんのりフェミニンで女性らしいアイテムを選んでみましょう。
『ほんのり』と言うところがポイントで、やり過ぎると甘くなりすぎてしまうため、アクセント程度で留めるのが大人の着こなし方です。
辛口・甘口でコーデテイストを整えて
甘くなりがちなフェミニンなアイテムを一緒に使用する時、ちょっと甘すぎるかな…と感じるのであれば、辛口アイテムを投入してテイストのバランスを整えてみて。
ふわふわのフレアスカートなど、フェミニンなアイテムに辛口代表のライダースジャケット、MA-1、デニムジャケット、テーラードジャケットなどを取り入れると、大人らしくバランスよいコーディネートに仕上がります。
30代ファッションではやり過ぎると痛いファッションに見られることもしばしば。
何事も適度に調整する必要がありますが、こうした辛口アイテム投入でカンタンにバランスを整えることができます。
カラーチョイスは多すぎず、大人らしい組み合わせで。
基本的にきれいめ系ベーシックファッションには、出来るだけ控えめに取り入れる色味を調整しなければなりません。
また、派手なカラーチョイスは控え、大人の女性らしさを引き立てるような選択が必要になります。
30代女性が大人らしく、でも女性らしい色味の組み合わせのコーディネートを交えてカラーの選び方をチェックしてみましょう。
大人女子のためのきれいめベーシック・カラーの選び方
ホワイト
清潔感のあるホワイトは、トップスに取り入れて使用するのがベター。
ゆるシャツ、きちんと感のあるシャツ、Tシャツ、カットソー、プルオーバー、フレンチスリーブ…
どんなアイテムも上品な着こなしになります。
ホワイトは組み合わせられる色味が豊富なので、ベーシックファッションの中心となるべき色味です。
女性らしいピンク系、パッと明るめに華やぐイエロー系、春らしく清涼感のあるペールブルー、大人らしいネイビーやカーキ、ブラックなど…
ホワイトカラーのトップスをベースに色味で印象を変化させる使い方がおすすめです。
ブラック
シックな着こなしに使いやすいブラックは、反対色のホワイトととても相性が良いカラー。
モード系のメンズライクな着こなしからピンク系を交えた甘辛ミックスなど、使い道次第ではガーリーなアイテムと合わせても良いですよね。
全身ブラックを採用する着こなしは冬のベーシックファッションで良い印象。
暑い時期は使いにくい色味ですが、ワンポイントで取り入れても良いでしょう。
きちんと感のあるホワイト、女性らしさを引き立てるピンク系やイエロー系と合わせて取り入れたいところ。
グレー
中間色のグレーは、どの色味にもしっかり合わせて使いこなせるマルチなカラー。
使いやすい反面、地味な印象にもなりかねない色味でもあります。
グレー系のアイテムには、やや華やかな色味を取り入れてみたり、フェミニンなデザインのお洋服を合わせて使うと良いでしょう。
グレーのパーカーにピンクのフレアスカートなど、女性らしさを引き立てつつも30代・アラサーの女性らしい印象を与えてくれます。
ママファッションの定番カラーですが、色味の調整よりもデザイン性で合わせた方が扱いやすい印象です。
カーキ
夏のイメージがあるカーキは、リネンやコットン素材のお洋服で採用されることが多い色味。
秋や春はMA-1やステンカラーコートなどでもよく見かけますし、ミニタリーカラーゆえにメンズライクなファッションにもおすすめです。
カーキと相性が良い色味は、ホワイトやピンク。
カーキがトレンドになる季節では、マネキンがピンク系のカラーと合わせているものをよく見かけます。
グレー同様に地味になりがちな色味ですが、どの色味とも合わせやすいのが特徴。
ベーシックになり過ぎない、カジュアルな着こなしを楽しみたい時にもおすすめのカラーです。
ボルドー
ワインレッドのように深みのあるレッド系カラーのボルドーは、秋をイメージさせるカラー。
秋コーデには積極的に取り入れておきたい色味です。
ボルドーはワンポイントで取り入れるだけでも季節を感じさせるスタイリングに仕上がります。
トップスやアウターはもちろんのこと、ボトムスでも採用したいですよね^^
季節感があると同時に、華やかさをほんのりプラスしてくれるカラーなので、きちんと感のあるホワイトやブラック、大人らしいネイビーを合わせて上品に着こなしたいところ。
きれいめベーシックでは季節感を取り入れるためにワントーンカラーを採用したいですね。
特にブラックとの相性が良いので、深みある色味を積極的に取り入れたい時に。
サックス
春から夏にかけて色々なアイテムに取り入れられるサックス。
パールブルーやライトブルーなど、薄いパステルブルーは清涼感があって清潔感のある色味です。
爽やかな印象になる一方で、使い方が難しい色味でもあります。
サックスに合わせる色味としては、ホワイトやイエロー、デニムカラーなどの同系色がベスト。
特に春夏なら清潔感がより一層アップするホワイトと組み合わせるのがおすすめです。
カジュアル指向ならデニムを合わせ、トップスにサックス系のカラーを取り入れると良いでしょう。
ピンク
甘めニュアンスのピンクは、大人カラーとしてはやや取り入れにくさがありますよね。
大人のピンク系カラーとしては、ダスティピンク、スモーキーピンクなどのくすみカラーが人気です。
甘さやや控えめなので、アラサー女性でも使いやすさがあります。
フェミニンやガーリーな印象のあるピンクをコーディネートに取り入れるのであれば、甘さを打ち消す辛口アイテムと一緒に使うのがおすすめです。
ライダースジャケットやMA-1、デニムジャケットで甘辛ミックスで使うと良いでしょう。
ベーシックと言うよりもフェミニンなカラーですが、組み合わせるアイテムでニュアンスを変えて。
レッド
差し色として最適なレッドは、シンプルなカラーコーディネートの足元に入れて使うと華やかさが増します。
最近はトップスやスカートにも赤を取り入れ、インパクトのあるスタイリングも人気ですよね。
やり過ぎると派手になってしまいますので、控えめに使用するのがポイント。
同系色で大人っぽいカラーと言えば、ボルドーやテラコッタ、ワインレッドがありますので、大きく取り入れるならそちらを選択するのも一つの手です。
鮮やかなレッドをトップスやボトムスに取り入れるなら、デザインはシンプルなものを選び、ブラックなどの大人カラーを織り交ぜて使いたいところです。
色の使い方で印象が変わる
ベーシックファッションを大人らしく見せるなら、色味の調整はマストです。
ピンク系が多いと若作りに見られそうですし、色々なカラーをたくさん取り入れると違和感が生まれます。
基本的にツートンをベースに考え、小物やバッグ、靴や帽子にアクセントを取り入れるようにするとシンプルに大人らしくできます。
ベーシックファッションのメリットと着こなし術
アラサーといわれる年齢になり、今までのファッションよりもっと大人な女性として似合うスタイリングをしたい、20代までの服のテイストでは似合わなくなってきた、という自分自身のファッションに関してお悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか。
上品な大人な女性に見せるファッションとして、ぜひ押さえてほしいのがベーシックファッション。
今後自分が年を重ねていっても、ベーシックなものは年齢にとらわれず使えますし、シンプルなコーディネートこそ大人の上品さが出てます。
そんなベーシックファッションですが、何も知らずにただぼんやりとベーシックアイテムを組み合わせたコーデを作るだけでは、オシャレとは言えません。
ベーシックファッションについて、メリットとデメリットを知ることで、どう自分のファッションに取り入れられるか、アイテムを選ぶとなった時どんなことに注意すればいいかを考える参考になり、オシャレな着こなしに繋がります。
そんなベーシックファッションのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。
ベーシックファッションのメリット
シンプルなデザイン、ベーシックなアイテムでつくるベーシックファッション。
このスタイルでコーディネートすることでどんな良さがあるか、どんな私になれるのか、ベーシックファッションを取り入れるうえでのメリットをご紹介します。
シンプルだから少ないアイテム数で着回しが効く
今まで着てきた服でクローゼットはいっぱいなのに、朝に「着ていく服がない!」という経験ありませんか?
奇抜とは対極にあるベーシックなアイテムは、1つのアイテムで着回しが効くので必然的に様々なアイテムとの着回しが出来ます。
例えばスキニ―ジーンズ。
清潔感のあるシャツにも、冬に欠かせないニットにも合いますし、ゆったりとしたトップスと合せてメリハリのあるコーディネートにも、タイトめなトップスで女性らしいボディラインを出すファッションにも相性抜群です。
また、ベーシックアイテム同士の組み合わせでも、ヒールかスニーカーか、キャンバス地のトートバッグか革のハンドバッグか、カジュアルなダウンコートかキレイめジャケットか、というようにコーディネートする組み合わせ次第で、少ないアイテムでも多彩な着こなしが楽しめます。
ベーシックだからこそ、組み合わせ次第でカジュアルにも上品にも、多くのテイストで着ることが可能に。
そしてベーシックなアイテムは、シーズンを問わず使えるものが多く、寒ければ重ね着やアウターをプラスするなどで対処できるため、必然的に少ないアイテム数でコーディネートが出来ます。
自分の使うアイテムが明確になる事で、使わない服も明確になり処分したり手放す事がしやすくなります。
アイテムを厳選する目と感覚が身に付く
ベーシックファッションは、スタンダードなアイテムゆえ様々なショップで同じような商品が売っており、同じMサイズでもブランド毎にサイズ感は異なります。
ベーシックファッションにおいて、自分の身体に合った服のサイズ感は重要なポイント。
プレーンなシャツ1つでも、たくさんのブランドが売っているからこそ、自分の身長や体形に合った服を厳選することが出来ます。
自分の身体に合ったアイテムが見つかれば、今後もそのお店のアイテムをチェックすれば素敵な服に出会う可能性も高まります。
また、アイテム数を絞ることにより無駄な買い物をしなくなったり、1アイテムに対して品質のいいもの、自分に合ったものを厳選することが出来ます。
1つのアイテムを着る機会が増えるので、その分劣化も早くなるかもしれません。
しかしながらベーシックファッションを続けることで、このアイテムは〇年で買い替えが必要だから安めのブランドで、ずっと使えそうだからちょっと奮発して、というように自分の中でアイテムに対しての予算を明確にすることが身に付きます。
画像の様に、使用機会や使う頻度の少ないものをプチプラで、長く穿けて体に合ったデニムはお気に入りのブランドで、というように自分のお財布事情に合わせてオシャレなファッションが身に付きます。
同じアイテムを色々なお店で比較すれば値段はもちろん、素材や縫製など今まで目に停めていなかった細かな部分での差に気づくようになるはず。
こうして自分に合った大切な1枚を選んでいくことが積み重なり、あなたのファッションがセンスのいいオシャレな着こなしに繋がります。
バッグ・靴で様々なテイストに
シンプルなベーシックファッションは、スニーカーを合わせるかヒールにするか、キャンバス地のトートバッグか上品な革のハンドバッグを合わせるか、というように一緒にコーディネートする小物によって、おなじ服装でも印象はがらりと変わります。
こちらはトラッドな雰囲気の服の組み合わせに、ブラックの革のシューズとショルダーバッグのコーディネートは、カジュアルで親しみやすいながらも上品にまとまっています。
一方こちらのコーディネートは、ニットにデニムという組み合わせは変わらないものの、スニーカーにトートバッグを合わせた王道カジュアルコーディネートに。
リラックスした休日コーデになりました。
このように、同じ服の組み合わせでも合わせるアイテムによってがらりと印象は変わるのがベーシックファッションの楽しいポイントです。
さらに、ベーシックファッションはアクセサリーを引き立てるので相性も抜群です。
イヤリングやピアス、ブレスレットや時計など、シンプルな服装にアクセを1つ加えるだけでもオシャレに見えますし、コーディネートのアクセントにもなります。
ベーシックファッションは、服だけじゃなく小物やアクセサリーを引き立ててトータルコーディネートを組みやすいのもメリットです。
テクニックでオシャレに見せられる
無難とよく言われるベーシックファッションですが、オシャレなテクニックを使う事で人とは違う自分らしさや、飽きを防ぐことができます。
まず簡単に取り入れやすいテクニックが、ロールアップや腕まくり。
手首や足首などを見せるのは、女性らしい細い部分をアピールすることで華奢見えに繋がりますし、野暮ったいファッションに軽やかさを出すことができます。
ジャケットやコートなどのアウターで裏地が配色になっている場合、袖を少し折り返すことで裏地が少し見えるとアクセントになって、オシャレ度がグッと上がります。
画像のコーディネートは、1つ1つはベーシックなアイテムですが、ゆったりとしたシルエットのデニムをロールアップすることで足元がスッキリとした印象に。
2つめのテクニックが、メンズアイテムを使う事です。
女性よりはるかにベーシックでスタンダードなアイテムが豊富なメンズファッション。
肩の力の抜けたリラックス感が出ます。
女性の服よりもゆとりが多いので、だらしなく見えないゆとり感の服を取り入れましょう。
小柄な女性の場合は、キッズサイズの服にも注目してみましょう。
ベーシックなものでも今までと違うサイズ感の服を合わせることで、コーディネートが新鮮に。
3つめはカラー・パターンコーディネートでオシャレにする方法。
ベーシックファッションは、シンプルなデザインで構成するため、無地アイテムが多くなります。
そこにボーダーやチェックなどの柄アイテムをプラスしたり、服とは質感の異なる革を使ったバッグを取り入れてコーディネートにアクセントを作るテクニックです。
特に冬はストールや手袋など身に着けるアイテムが多くなるため、どのアイテムの何色をアクセントに使いたいかを考えてコーディネートすればグッとオシャレな印象に。
このように、ちょっとしたテクニックで飽きのこない自分らしいファッションが楽しめます。
大人らしく清潔感のある上品な印象
ベーシックファッションは、シンプルなデザインのアイテムでのコーディネートから作られるため、無駄なものがないスッキリとした大人な印象に繋がります。
また、シンプルなアイテムを着こなすことで上品に見えます。
若さには頼らない大人な女性と見てほしいアラサーにとっておきのファッションスタイルです。
プレーンな形のトップスにクロップドパンツのコーディネートは、シンプルアイテムでまとめていながら、ダークカラーのチェック柄のボストンバッグが控えめなワンポイントでまとまったコーディネートに。
クロップドパンツは、お腹から腰・お尻周りにボリュームのあるシルエットなので、体型が気になる人にオススメしたいパンツです。
黒やグレー、ネイビーなどコーディネートを問わず使いやすい定番カラーでまとめると、落ち着いた大人な印象に繋がります。
デザイン性や奇抜さがない代わりに、普遍的で安定感のあるベーシックファッションは、安心感や華美になりすぎない上品な印象にしてくれます。
また、コーディネートを考えるうえで、カラーもその人を見たときの印象として重要になってきます。
ベーシックなアイテムは基本的にアースカラーがほぼ必ず用意されており、馴染みやすい色なので落ち着きを感じられ、それがあなたの印象に結び付いてきます。
トレンドに流されにくく、廃れない
トレンドにとらわれず、自分自身が年齢を重ねても着られる事こそ、ベーシックファッションの最大のメリットです。
毎年毎シーズン変わっていくファッションのトレンドに合わせなくとも、自分らしいファッションのベースを作ることができます。
パンツやスカート、シャツなど定番のアイテムは100年単位で形は変わっていません。
だからと言ってプレーンな形が古臭いという印象にもなっていないですよね。
これから年齢を重ねていく上で、自分の体形だったり好みは変わっていきますが、ベーシックファッションを押さえておけば、いつまでも着るものに迷わず、自分スタイルを確立することができます。
シャツにニットを重ねたレイヤードスタイルは、冬に真似したい着こなし。
スニーカーを合わせたカジュアルなスタイルですが、ざっくりとしたまとめ髪に大ぶりのピアスが大人可愛いコーディネートです。
全体的にメンズライクな着こなしですが、ボトムをスカートに着回して大人ガーリーなスタイルにも使えます。
例えばこの画像を5年後に見たとしても、古臭い印象にはならないのが嬉しいポイントです。
スカートやワンピースも、ベーシックファッションで落ち着きのあるしっとりとした大人な着こなしができます。
シンプルなギャザースカートやフレアスカートは、柔らかな色合いのアイテムとコーデして大人可愛いテイストにも、ラフなTシャツを合わせてリラックススタイルにも着まわせます。
特にボトムは丈やボリューム感、シルエットで流行り廃れが生まれやすいですが、ベーシックなアイテムを選べばお気に入りを流行を気にせず着続けられます。
日常だけじゃなく通勤服としても使える
先に紹介した通りベーシックファッションは、様々なテイスト・スタイルの服にコーディネートできます。
だからこそオンにもオフにも、シーンを飛び越えて使いやすいのが嬉しいポイントです。
清潔、キレイめな印象になるベーシックファッションは、通勤にも使いやすい服装です。
会社によって異なる部分はありますが、ベーシックファッションはオフィスカジュアルにも適したスタイルなので、実際にオン・オフ問わず使えるアイテムで着まわす方は多い様です。
特に足元やバッグ、メイクなどでメリハリをつければ、無駄のないコーディネートが洗練された頼れる女性に見せてくれます。
例えばプレーンなデザインのコートやジャケットは、休日にも仕事にも使いやすいアイテムなのでオススメです。
また、シンプルでベーシックなトレンチコートやチェスターコートは、マニッシュにカッコいい印象にも、エレガントな印象にもなるので、パーティや結婚式の二次会のようなドレスアップした服のアウターとしても着回しが効きます。
メリットまとめ
ベーシックファッションを取り入れるうえでのメリットを、着こなし方やコーディネートと合せてご紹介しました。
もう若いだけではいられないアラサー女子にとって、上品な大人に見えて今後も長く使っていけるファッションスタイルなので、これをあなたのファッションの基軸にするもよし、今のテイストに少しずつ取り入れるのもよし。
多くのお店にある定番アイテムでのコーディネートなので、敷居が低く取り入れやすいのも嬉しい特徴です。
ここまでベーシックファッションのメリットをお伝えしてきましたが、逆にデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
デメリットの改善点と合せてご紹介します。
ベーシックファッションのデメリットと改善コーデ
ベーシックファッションにも、メリットがあればデメリットがあります。
しかし、悪い部分を知ってこそ理解が深まり、自分自身のファッションに取り入れやすくなるはずです。
デメリットを理解し、どのようなポイントを注意すればいいか改善策もあわせてご紹介します。
シンプルゆえにマンネリしやすい
ベーシックファッションは、1つ1つのアイテムがシンプルなデザインです。
少ないアイテムで着回しが効くメリットは、逆を言えばその服装はマンネリ化しやすいという側面があります。
ベーシックファッションを取り入れるといっても、いつも同じような格好というのは避けたいもの。
改善策としては、カラーコーディネートを意識する、小物で変化をつける、着こなし方を変えてみるという3つをご紹介します。
ベーシックファッションは黒やグレー、茶色やネイビーなどのベーシックなカラーが多くなりがちです。
そこで、差し色を取り入れたり、1色コーデにしたりカラーでオシャレに見せましょう。
差し色といってもいきなりビビットなカラーや、パステルカラーを使う必要はありません。
落ち着いた色味でも発色の美しいものを選ぶのがポイントです。
続いて、小物遣いはベーシックファッションにおいて重要なポイント。
冬ならストールやマフラー、帽子をプラスしたり、夏ならサングラスやバッグをカゴバッグに替えるだけでもトータルの印象は変わります。
また、小物の色遣いをポイントにしたり柄物を取り入れてコーディネートのバリエーションを作るのもオススメです。
画像の様なスポーティカジュアルの着こなしは、靴下のマスタードカラーが効いてオシャレに見えます。
このように靴下で遊びを入れたり、カラーをそろえて着こなしのバリエーションが増やせます。
3つめの着こなし方を変える方法ですが、シャツを例にとってみましょう。
シャツはそのまま着る、前を開けて羽織にする、ベストやニットとレイヤードする、というように少なくとも3通りは着こなし方を変えることができます。
ロールアップしたり着こなし方を変えると、シルエットのバランス感が変わるのでマンネリ化を防ぐことができます。
このように変化をつけてコーディネートするテクニックを覚えれば、バリエーション豊かに着こなすことができます。
意外と着こなしが難しく、コーデ迷子になりやすい
ベーシックなアイテムは、様々なアイテムに合わせやすい一方で、「なんだかこのコーディネートしっくりこない」「この組み合わせ、ちゃんとオシャレに見える?」と言うようにコーデ迷子になってしまうことも。
このデメリットは、その日のコーディネートのテイストやスタイルなどジャンルを明確に決めて服を選ぶことで解決します。
今日は仕事だから清楚でキレイめに、今日は休日だからリラックスできるカジュアルに、というように、決めたジャンルのコーディネートをつくりましょう。
決めたジャンルに沿った服選びに慣れたら、1アイテムだけトレンドのアイテムに入れ替えてみたり、ハズしをしてみたりと、基本的なコーディネートが作れるようになったらオシャレ度をUPさせた着こなしに挑戦すると、あなたのファッションがより楽しいものになっていくはずです。
ただ着るだけではダサくみえることも
ベーシックファッションは、アイテム自体は量販店にも同じものがある定番デザインで作るため、ただただ買ったものをそのまま着てしまっては、野暮ったいダサい印象に繋がることもあります。
オシャレになりたくてベーシックなものを選んでいるのに、ダサく見えてしまう事ほど悲しい事はありません。
そうならないために重要なのは、サイズ感とバランス感です。
ここ数年はオーバーサイズが流行しており、あえてのビッグサイズを着ることもありますが、まず大事なのは、あなたのジャストサイズの服こそオシャレに見える基礎的なポイントです。
サイズの合っていない服は、だらしなく見えたりスタイルが悪く見えてしまう事も。
ベーシックファッションは、定番アイテムで多くのお店にあるからこそ、あなたにピッタリのサイズを着て比べることができます。
ライフスタイルによって20代までとはボディバランスの変化を感じている方も、今まで注目していなかったブランドやお店にも目を向けてみましょう。
サイズ感と合わせて考えたいのがバランス感がポイントです。
トップスとボトムについて、ボリューム感のあるアイテムを合わせるときは、トップにボリューム+ボトムはタイト、トップはタイトでボトムにボリューム、全体的にボリューム、というようなバランスになります。
どちらか一方をタイトにした着こなしはメリハリがつくので簡単に取り入れやすいですが、全体的にボリュームを持たせる場合は、野暮ったく見えないか、だらしない印象にならないかを注意する必要があります。
このように、シンプルな着こなしですが、ゆったりとしたトップスにゆるめのボトムで全体的に柔らかい色遣いのコーディネートで、どこか部屋着のような感じがしてしまいます。
ゆったりとしたボリューム感のあるアイテム同士を組み合わせるなら、このように中途半端なボリュームのものを合わせるのではなくボリューム感のあるもの同士でコーディネートを作るほうがオシャレに見えます。
そしてカラーでのメリハリがシンプルでもオシャレに見せてくれます。
同じアイテムでも合わせる服によってダサく見えてしまうこともあるので、サイズ感とボリューム感に注意してコーディネートを作ればダサくない着こなしになります。
安っぽいものがわかりやすい
安価で売られているものには、安価にできる理由があります。
服において安価に直結するのは生地と縫製です。
シンプルな服は、シンプルだからこそ生地の良さや縫製の丁寧さが際立ちます。
素材の違いが判らない方にも上質なカシミヤのセーターと、1000円で買える化繊のセーターだと色のきれいさや触り心地などで違いが感じられると思います。
上質なものを選ぶことができれば最高ですが、服に際限なくお金をかけるのは難しいことです。
予算に合わせて、安く見えないものを選ぶことが大切です。
アイテムにもよりますが、生地が薄い、色味が白っぽく見える・深みがない、縫い目が荒い、縫い目が引きつっている、などがわかりやすく安っぽく見えるポイントです。
また、軽い金属のボタンはチープに見えやすいので、そのデザインは避けるか、ボタンが目立たないデザインを選ぶとよいです。
フェイクファーのアイテム、ジャケットやコートなどのアウターも安いものは生地のテカリや縫製の粗さが目立つアイテムです。
また、ニットでは着ていくうちに毛玉ができてくるのも安っぽく、清潔感にかけてしまいます。
実際に売られている値段が高くとも、品質は良くない商品もたくさんあります。
ベーシックなものだからこそ、作りこんだ商品を作っているブランドももちろんあります。
自分自身の感覚を成長させることが必要ですが、ネットショッピングなどで口コミの情報を得るのもオススメです。
ここ数年でプチプラファッションが人気ですが、実際には安いものでも安く見えないものを選んだりチープに見えない着こなしをしましょう。
カラーチョイスを間違えるとたちまち地味な印象に
ベーシックファッションは着回しが効く反面、黒やグレー、紺や茶色などのベーシックカラーがワードローブを占めることが多くなったり、好きな色味で偏りが出てしまうことが大いにあります。
シンプルなデザインの服は色の印象が、そのままそのコーディネートの印象につながるため、暗い色味同士では地味なコーディネートに見えてしまうことも。
ベーシックファッションで取り入れやすいのがモノトーンコーデ。
白やベージュ、ライトグレーは膨張色なので、自分自身の身体で引き締めたい方を濃色にしてコーディネートしましょう。
全体的にモノトーンでまとめて、差し色で何か一色鮮やかな色のバッグや靴など小物を入れたスタイリングもオススメです。
ワンカラーやトーンをそろえたコーディネートも、取り入れやすいスタイリングでシンプルな着こなしでもオシャレに見えるスタイリングです。
統一感のあるコーデは、黒なら落ち着いた印象やモード感のあるクールな着こなしに、ベージュやモカなら柔らかさがある優しい印象に見えます。
エレガントな印象で、素材感に変化があるのでオシャレな印象になりオススメでなのがツイード素材。
柄物のアイテムが苦手な方にも取り入れやすく、単色よりも華やかに見えることからオフィスやデートなどにもオススメです。
色遣いや素材で地味な印象は防ぐことができます。
コーデによっては女性らしさが損なわれることも
定番のシンプルな形で、ベーシックな色味で作ったパンツスタイルのベーシックファッションは、スタイリッシュでカッコいい感じや、メンズライクな印象になることも。
メンズライクな印象を望まない場合、女性らしいアイテムを選ぶ、甘めテイストを取り入れる、明るめカラー・やわらかい色遣いのコーディネートにする方法があります。
まず簡単なのが、スカートやワンピースを選ぶ、タイトなシルエットで女性らしいシルエットを強調して女性らしさをアピールしたアイテムを選ぶ方法。
パンツスタイルが好みの場合は、スキニーパンツで女性らしい曲線のあるシルエットを出すと女性らしさが出ます。
続いてオススメするのが甘めのテイストのアイテムを取り入れる方法。
1アイテムをガーリー・フェミニンな要素のあるアイテムに置き換えます。
シフォンやレースなど透け感のある素材や、チュールスカートなどが代表的です。
甘いだけのコーディネートよりも、甘めのアイテムを取り入れたらレザージャケットやモッズコートなどと組み合わせた甘辛MIXもオススメです。
3つめは女性らしいカラーを選ぶ方法です。
比較的明るめのカラーは女性の服に多い色遣いです。
パステルカラーは、春に着たくなる方は多いかもしれませんが、オールシーズン使うとなるとさわやかなパステルカラーより、少し濁りのあるカラーのほうが大人に見えます。
また、ベージュもコーディネートを問わず使いやすく、女性らしい柔らかさの演出できるカラーです。
明るめカラーを取り入れるときは、コーディネートのどこかで締まりのある色を使うか、明るめカラーを1アイテムに絞ってメリハリのある組み合わせにするとオシャレな着こなしになります。
スタイルが良くないと似合わない
シンプルな服は、自分自身のボディバランスも顕著に出るため、モデルのようにスタイルが良くないと似合わないと思っている方も多いのではないでしょうか。
残念ながら凝ったデザイン性やプリントや柄で体系カバーやコンプレックスを隠すことは難しいですが、シンプルな服でも、あなたの身体の特徴に合った服選びをすればベーシックファッションも問題なく着こなせます。
例えばアラサーになっておなか周りが気になり始めた場合、ハイウエストのタイトスカートなどを選ぶとおなか周りが気になってしまいますよね。
そこでボトムを選ぶなら、腰回りにボリュームのあるデザインのテーパードパンツや、お腹から腰に掛けて体に沿わないフレアスカートなどがオススメ。
自分のボディラインでどこをカバーしたいか、そのためにはどんなアイテムがいいのか考えてみましょう。
ベーシックファッションはシンプルな着こなしの分、服を着た時の自分のシルエットが大切です。
自分の体型の特徴に合わせたアイテムを探し、選びましょう。
デメリットまとめ
ベーシックファッションのデメリットとその対処・改善策を合わせてご紹介しました。
ベーシックファッションは、着る服をしっかり選ばずにコーディネートするとダサい着こなしになってしまったり、地味な印象になってしまったりと、オシャレで大人な女性には見えないファッションスタイルになってしまいます。
ベーシックなアイテム程自分に似合うか、トータルのバランスはいいか、とコーディネートを考えて選ぶことがオシャレに着こなす事へつながります。
デメリットをメリットに変える大人のベーシックアイテム
30代が近づいたころから、普段のファッションが守りになっていませんか?
流行の素材や、デザインに挑戦してみたいけれども、流行を追っている女にもう見られたくない、冒険するのが怖い、気になり始めた体の部分を隠すばかりのファッションになっている、等々30代女性にとってついいつも同じようなファッションになってしまう理由は沢山あります。
でも、ファッションも進化しなくては、どんどん古くなって行ってしまうのです。いつまでもこなれた女性でいるためには、流行のアイテム、色、コーディネートを取り入れて。
とはいえ、全身流行をがむしゃらに追うのも大人女子がすることではありません。
大人女子は、ベーシックアイテムを上手にコーディネートして、ぽいファッションに進化させるのです。
ベーシックアイテムを上手に使うと、気になる体系部分や、マンネリな印象などデメリットがメリットに変わって、抜け感のある印象に変わります。
それでは、さっそくトレンドを程よく取り入れた、ベーシックスタイルコーディネートを紹介します。
袖コンシャス(リボン袖)のゆるシャツorブラウス
ふんわりした袖に、リボンをあしらった、袖コンシャツブラウスは大人可愛いスタイルを表現できるアイテムです。
袖のデザインと、可愛いリボンが気になる二の腕を可愛くカバーしてくれるブラウス。
フェミニンな印象の強いリボンブラウスのボトムには、シンプルなパンツスタイルがおすすめです。
ふんわりしたトップスにたいして、クールなパンツを合わせることで、甘くなりすぎない大人可愛いコーデになります。
写真は、目がひくマスタード色のトップスに紺のパンツというスタイルです。
トップスに目がいくきれい目な色を持って来て、ボトムは引き締め効果のある紺のパンツ合わせですので、下半身が引き締まって見えるという効果があります。
また、トップスに目が行くので、気になる下半身から目線をそらせてくれるというメリットもあります。
オーバーサイズニット(タートル)
今流行のオーバーニットが一枚あると、今年らしい旬顔コーディネートが完成します。
サイズが大きいオーバーニットは、体を華奢に見せてくれます。さらにオーバーニットのタートルは小顔効果もあって、思わずキュッとしたくなるモテ顔ニットです。
ペールトーンのモテ顔ニットにシンプルなインディゴスキニーデニムをコーディネートして、逆三角形のシルエットを作りました。
オーバーニットのボトムスにはスキニーや、タイトスカートを持ってきて逆三角形シルエットを作ると細見え効果があります。
オーバーサイズニット(Vネック)
Vネックのオーバーニットは、ローゲージの厚めのニットでも顔周りをスッキリ見せてくれます。
ペンシルスカートにオーバーニットを合わせることによって、気になるヒップラインを隠しながらも、すっきりと見せてくれるコーディネートです。
また、色が白で、Vネックなので抜け感があり、重くなりすぎずすっきりとした印象になります。白のニットを顔周りに持ってくると、顔色も明るくしてくれる効果もあります。
控えめロゴ入り白Tシャツ
控えめロゴTシャツはおしゃれな人が取り入れている、万能インナーアイテムです。
腰から裾までまっすぐな、ペンシルスカートにロゴTシャツを合わせ、ローカットのコンバースという組み合わせです。
落ち着いた印象になりがちなペンシルスカートにロゴTシャツとスニーカーを合わせることによって、抜け感のある大人カジュアルに仕上がっています。
Tシャツにさりげなくロゴが入っているところが、オシャレ感があります。
5分袖フレアスリーブトップス
フレアースリーブのブラウスと、ミモレ丈のスカートは旬アイテムの組み合わせで今どき顔のコーディネートです。
二の腕をカバーしてくれるフレアーブラウスと、ひざ下からふくらはぎの真ん中あたり下半身の一番気になる部分を隠してくれるミモレ丈スカートは、体系カバーの最強アイテム同志の組み合わせですね。
しかし、トップスもフレアー、ボトムスもミモレ丈だと、色々「カバーしています」感が強すぎて、バランスを取るのが難しい組み合わせでもあります。
トップスのフレアースリーブのブラウスは白、ボトムスはチャコールグレーのミモレ丈スカートのコーディネート。
ブラウスに白をもってくることによって軽さをだし、さらにウエストにインすることによってメリハリをだしています。
メリハリをつけることによって、抜け感のあるバランスの取れたコーディネートになっています。
バックル付きベルト
ベージュのワントーンで細長いシルエットのコーディネート。
オーバーサイズのタートルニットは、小顔効果もあって温かみもある一方で、重くなりがちです。そこで取り入れたのが細ベルトです。
コーディネートに一か所ポイントを作ると、コーディネートにメリハリが出ます。
ボトムのレオパード柄よりワントーン色の濃い茶色の細ベルトを、ニットの上からすることにより、ウエストラインを作り、コーデにメリハリをつけています。
細ベルトを上手に生かしたコーディネートです。ベルトなど小物を上手に使うとこなれ感のあるファッションを楽しむことができますよ。
ガールフレンドデニム×白スキッパーブラウス
首元がVラインになっているスキッパーブラウスは、ボタン付きのシャツよりもデコルテラインがすっきりみえる女性らしいブラウスです。
白のスキッパーブラウスはどんなアイテムとも合わせやすいブラウスです。
白のスキッパーブラウスにデニムの組み合わせ。
デニムをロールアップして、足首を見せることによって、より女性らしい抜け感を演出しています。
足元はパンプスを合わせて、華やかさもプラスされていますね。
ガウンコート
一枚羽織っただけで、大人の余裕とエレガントさが出るガウンコート。
デニムにニットというとてもシンプルな合わせに、さらっとガウンコートを羽織っただけのコーデですが、ガウンコートが効いていて、華があります。
たっぷりとしたボリュームがあるガウンコートはエレガントで、大人の雰囲気のコートです。
どんなシンプルなコーデでも、ガウンコートを羽織ることで、エレガントで、高見えに。ウエストを軽く絞ることで、よりエレガントな印象になっています。
赤パンプス
真っ赤なネイル、真っ赤なルージュ、赤は大人の女性を象徴するカラーです。
赤をコーディネートに取り入れると、華やかになり、魅力的な大人の女性の雰囲気に。
でも、鮮やかな赤を面積の多いい洋服に取り入れるのは抵抗が・・・・という問題もあります。
そんな時は、パンプスに真っ赤を取り入れて冒険してみては。
白のブラウスにデニムという、とてもシンプルなコーディネートですが、足元に赤を持ってくることで、華やかで、おしゃれな印象に変わっています。
赤のパンプスなら、簡単に赤を楽しむことが出来ますね。
ソックス×コンバーススニーカー
可愛いママさんにおすすめのコーディネートがはずしコーデです。
動きやすい洋服は必須条件のママは、ついつい可愛さを忘れがち。
カジュアルなものと、フェミニンなアイテムを掛け合わせた、はずしコーデを取り入れれば動きやすくかつ可愛いママさんになれますよ。
ひざ丈の可愛らしいワンピースに、本格派ミリタリージャケットMA-1とローカットのコンバーススニーカーをあわせています。
マニッシュなミリタリージャケットに可愛らしいスカートを合わせることで、可愛いさがプラスされています。
また、ローカットのコンバースに、スニーカーと同色の黒の足首まである靴下を履く事によって、足の見えている面積を減らして、きっちり感もキープされています。
ライダースジャケット
バレリーナが着ているチュチュの素材を使ったチュールスカートは、女子なら一度は着てみたいと思うフェミニンなスカートです。
しかし、一方でチュールのスカートは甘すぎて大人女子には抵抗が…
ひざ上丈のチュールスカートは甘すぎという時は、スカート丈をひざ下丈やロングのチュールにしてみては。丈が長くなることで、大人女子も取り入れやすくなります。
また、黒やグレーのロング丈スカートでもチュール素材なら重くなりすぎません。
チュール部分がふんわりしているのでヒップラインなど気になる下半身も可愛くカバーしてくれるというメリットもあります。
写真はグレーのロング丈チュールスカートに黒のライダースを合わせています。
甘いスカートと、辛口なライダースジャケットとのコーデで甘辛ミックスの完成です。
グレーのチュールスカートを持ってくることによって、重すぎず軽い印象に仕上がっています。
まとめ
二の腕部分だったり、下半身だったり、あか抜けない全体の雰囲気だったり、ファッションの悩みは多種多様です。
色々なデメリットを、隠すだけではなくて、色や素材、小物などを上手に使ってメリットに変えていきましょう。
きれいめベーシックファッションにマストなコーデテクニック
ベーシックファッションにとって、控えめなデザインのお洋服を選ぶのが第一のポイントです。
『シンプルイズベスト』がベーシックファッションの基本中の基本。
シンプルすぎるファッションは、テクニックを知らないと地味になったりマンネリしたり、思ったようなスタイリングができない『コーデ迷子』になる可能性もあるのです。
シンプルでデザインが控えめなお洋服をオシャレに使うためにはコーデテクを取り入れるべきです。
今回はそんな30代女性のベーシックファッションに必要なテクニックについて解説します。
こなれ感
私、頑張ってます!
という雰囲気を出さず、ごく自然体を意識した着こなしのことを『こなれ感』と言います。
よく『抜け感』と同じように考えられることが多いですが、実は違います。
ただ、こなれ感は割と身近にあるシンプルなお洋服で取り入れることが可能です。
ママファッションにも最適なコーデ術なので、積極的に取り入れたいところです。
ビシっとお洋服を着用するのではなく、リラックスした雰囲気を作り出すのがポイント。
あまりゆるっとし過ぎると逆にダボついて、だらしなく見える事もあるので注意。
こなれ感の最も取り入れやすいスタイルは、『フロントイン』です。
ゆったりした中にもメリハリをほんのり取り入れるフロントインは、こなれ感の代表的なテクニックの一つです。
リネンやコットンなど、ナチュラル素材を使用したゆったりファッションも自然体でよいこなれ感の取り入れ方の一つ。
ワイドパンツやフレアスカートなど、定番のアイテムを取り入れるだけでこなれた印象に。
ナチュラル服はママって印象があると思います。
その通り、楽に着られて動きやすく、清涼感がある仕上がりになります。
シンプルでベーシック、カジュアルなお洋服に1つ合わせるだけで、無理しないナチュラルな着こなしに仕上がりますよ^^
30代・アラサー女性の春夏ファッションで人気のフレンチスリーブもこなれ感を取り入れられる素敵なアイテム♪
きれいめファッションにはタンクトップやノースリーブが使いにくいってこともあると思います。
そんな時は、適度に肌見せ出来て、きれいめに仕上がるフレンチスリーブのトップスを使ってこなれ感を取り入れてみましょう。
タイトでボディラインが出るフレンチスリーブでも二の腕のカバーに役立ちます。
肩フリルなど、二の腕をカバーできるものの、ややフェミニンに寄り過ぎな印象を受ける場合は、フレンチスリーブでスッキリ見せると良いです^^
なで肩の女性にもおすすめです。
ウエスト周りをキュッと引き締め、コーディネートにメリハリを取り入れることができる『ウエストマーク』もこなれ感を引き立てるテクニックです。
大人女子なら細ベルトをスキッパーシャツやブラウスの上から締めるだけです。
ゆる×ゆるではなく、ゆる×タイトにすることでほっそりスタイルアップ効果にも。
ウエストの位置を高く見せ、脚長効果があるだけじゃなく、ほっそり見せる美脚効果もあります。
無理しないのによく見せるのがこなれ感テクニックの良いところです^^
抜け感
自然体でリラックスした、無理しないファッションスタイルがこなれ感なのに対し、『抜け感』は程よくゆったり隙を作るスタイルです。
『襟を抜く』など、きちんと感はあるものの、かっちりしすぎない印象を与えてくれます。
敢えて抜けを作ることで、同じアイテムを使用してもガラリと印象が変わります。
特にベーシックファッションでは上手く使いこなしたいテクニックです。
『抜き襟』は抜け感コーデで最もポピュラーなテクニック。
スキッパーシャツやブラウスを使用すれば自然に抜けを取り入れることができます。
シンプルはホワイトシャツでも、後ろ襟を後方に引くような感覚で着れば割と簡単に取り入れることができます。
タイトなトップスよりも、ややオーバーサイズの方がうまく取り入れ羽ことができますよ^^
バルーンスリーブなど、袖コンシャスなトップスを敢えて袖まくりすることで抜け感を取り入れることができます。
ニットやトレーナー、パーカーはもちろんのこと、シャツもロールアップして適度にくしゅくしゅ感を出してみましょう。
ブレスレットや腕時計などの小物を使えばよりオシャレ見えします。
秋冬のアウターも襟を抜いて使うとオシャレです。
MA-1やジャケットなど、ショート丈のアウターならフロントを適度に締め、襟を抜いて着こなしてみましょう。
襟と言うよりも、やや肩を抜くようなニュアンスです。
ボーイフレンドデニムやガールフレンドデニムなど、ダメージデニムはストリートな印象を与えてくれるラフなアイテム。
パンプスと相性がよく、ロールアップして足首をチラ見せして使うと適度に抜け感を取り入れることができます。
きれいめ×カジュアルでややハズし気味なのかな、と思われますが、意外にマッチしている組み合わせです。
デニムのゆるさが足首をきれいに見せてくれるのがボトムスのロールアップの良いところです。
はずしテクニック
きれいめなコーディネートに敢えてスポーティーなスニーカーを使うなど、はずしテクもベーシックファッションと相性が良いテクニックの一つです。
はずしとは、敢えて違うよな…と言う印象のアイテムを組み合わせ、オシャレに見せるテクニックのこと。
シンプルなきれいめベーシックにアクセントを加えるイメージで取り入れるとコーデが映えますよ♡
フェミニンなワンピースやレーススカートにメンズライクなMA-1をプラスすることで、甘すぎず辛すぎず。
甘辛バランスを整えて、女の子らしいお洋服を大人らしく着こなすテクニックです。
敢えてカジュアルスニーカーを使うママファッション向けのはずしも効果的♪
MA-1の他に、ライダースジャケットを使うはずしテクもあります。
トレンドを取り入れすぎるのは大人ファッションにとって若作りに見られることもありますよね。
そんな時は、マニッシュなライダースジャケットで辛口な印象を取り入れてみましょう。
デニムジャケットではずすのもオシャレで大人可愛い♡
はずしテクはベーシックなファッションにほんのりフェミニンな印象をプラスするようなテクニックにも効果的です。
差し色
色使いは結構難しいジャンルですよね。
補色や季節もの、トレンドなど、アイテムの色味でガラリと印象が変化することがとても多いです。
きれいめベーシックなファッションは、あまり甘くなりすぎるカラーや地味になる組み合わせはできれば避けたいところ。
とは言え、ベーシックファッションは大人っぽく控えめなカラーチョイスになりがちです。
そんな時は、華やかさをプラスする差し色を使ってみると良いでしょう。
最も効果的な差し色は、やっぱり赤です。
ホワイトやブラックがベースになりがちな大人向けのベーシックファッションは、どうしても色味が充実しません。
そんな時に赤をワンポイントで取り入れると、パッと華やかな印象になりつつも大人らしさを引き立ててくれますよ^^
ベージュメインの色使いに視線が行く赤のパンプス。
大人っぽくなり過ぎるとどうしてもマンネリしてしまうベーシックファッションには、差し色でニュアンスを少し変えてあげるとオシャレ見えします!
色の組み合わせは何となくわかっていても、なかなか実践しにくいもの。
特に補色は本当に難しいですよね…
色使いについては別記事でご紹介していますので、参考にして下さいね^^
もっと詳しく!
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